『痛チャリ』に乗ると子供と女子高生が寄ってくるって本当?
「痛車(いたしゃ)」と聞くと何を思い浮かべるだろう? アニメキャラクターのイラストが満載の自動車ではないだろうか。しかし、痛車は自動車だけではない! チャリンコだって「車」だ! ということで、痛チャリこと痛自転車ブームがやってきそうなのだ。日本最大の漫画のお祭りコミックマーケットにあわせて全国から秋葉原に痛チャリが集まってきたときいて、さっそく取材を申し込んでみた。
――どこからきたんですか?
大阪です。静岡や神奈川からきたメンバーもいます。
――今乗っている痛チャリについて教えてください。
今乗っているのは、MERIDA(メリダ)社のマウンテンバイクをベースに改造したものです。キャラクターモチーフは初音ミクです。イメージとしては「ミクZ4(初音ミクの痛”レース”自動車)」の自転車版といった感じです。
――乗っていて、周囲の反応は?
交差点で信号をまっていると、子供がよってきて「何あれ何あれ!」と騒がれます(笑)
女子高生に囲まれてキャーキャーいわれたことがあります。
――え、変態として!?
違います! 初音ミクは女子高生にも人気なんですよ!
――な、なるほど。どうして乗り始めたんですか?
初音ミクの歌声と姿に魅了されたからです。いわゆるみっくみっくにされたってヤツですね……。
子供のころから自転車が好きだったのですが、大阪の日本橋で痛チャリをみて、これだ! と。
――どのように作るのですか?
プラスチックの板に、イラストが印刷されたシートを貼り付けて、自転車に固定しています。
イラストは綺麗に仕上げるために、原画を元にゼロから書き起こしています。固定は金具を使って自分で行っているのですが、後輪ブレーキと干渉しないように調整に苦労しました。
本体も塗装を全部はがして特別なシートを貼り付けるなど、改造しまくってます。
――いくらくらいかかるものですか?
ステッカーの印刷で1万円くらいです。プラスチック板が2000円くらいと、痛チャリ部分は案外かかっていないんです。
本体は車体価格込みで30万くらいかかってますが、スポーツ自転車としては特別高いわけではないとおもいます。
――今後挑戦したい”痛チャリ”は?
『ヱヴァンゲリヲン劇場版』の”Q”の公開にあわせて、『NERV』のロゴや『MAGI』(劇中に登場するコンピュータ)を模したものを作りたいなと考えてます。まだヱヴァではこれ!といった痛自転車を見かけたことがないので、挑戦してみたいですね。
自動車には手が出ないけれど、チャリンコなら毎日乗っているという読者も多いはず。
これをきっかけに痛チャリ生活、はじめてみませんか?
なお、この取材の様子はニコニコ生放送にて放送されましたので、観てみたい方はリンク先のページでご覧ください。生放送の録画はこちら。
※この原稿は伊予柑さんからの寄稿です
ウェブサイト: https://getnews.jp/
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