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もしお金のない世界だったら

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今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

もしお金のない世界だったら

お金というものはある意味抽象的な存在だから、物事をわかりにくくしているかも知れない。よく日本はものを作って儲ける時代じゃない、みたいなことをいう人がいる。これをお金がない世界で考えてみる。

「働く」という行為は、結局は食料を調達するという行為だ。現代社会は複雑だからそれが見えにくいが、魚をとって食べる。これが「働く」ということ。

でも魚をとるのが得意じゃない人もいる。逆に他の分野が得意な人もいるだろう。魚をとる道具を作ったり。だから魚をとるのが得意な人は人は、自分が食べる分よりも余分に取ってきて、道具と物々交換する。道具を作る人はそれで魚を食べられるわけだ。

社会が発展すると、娯楽も価値の一つになる。美しい音楽を奏でたり詩を作ったり。彼らはそれを披露することで対価として魚を受け取る。

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ところが最近の日本は、この魚をとることがダサい、時代遅れだという人が増えてきた。しかし魚を誰かが取らなければ、道具を作る人も音楽を奏でる人も詩を作る人も、魚を食べられない。いくら道具を作ってもそれを食べる訳にはいかないし、どんなに素晴らしい音楽や詩を作っても、魚と交換してくれる人がいなければ、飢えてしまう。

日本国内に魚をとる人がいなくなっても、外国から輸入すればいいかもしれない。つまり道具や音楽や詩を買ってくれる人が外国にいて、その対価として魚をもらう。

しかし最近の日本は、輸出もあまり重要でないという。GDPに占める輸出産業の割合は1割ぐらいだから、外国にものを売らなくてもいいのだという。しかしそうなると魚をもらうこともできない。

ひたすら日本国内で素晴らしい音楽や詩を作っていればいいのだろうか。魚はどうやって手に入れるのだろうか。

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いくらGDPに占める輸出産業が1割であろうと、その対価として外国から食料や燃料を輸入している。日本の産業の9割が音楽や詩を作るもので、魚を輸入する産業が1割だとしても、その1割がなくなってしまったら、すなわち食料が輸入できなくなったら、生きていけないと思うのだけどね。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年07月16日時点のものです。

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記者:

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