目薬選びを間違えていませんか?有効成分を知ってマイベストな1本を選ぼう!
「現代人は目を酷使している」いかにも平凡で誰もが一度は目にしている表現だが、事実なのだから仕方がない。仕事やプライベートでパソコンやスマートフォンなどのIT機器に多くの人が触れているだろうし、今月11日にベネッセ総合教育研究所が発表した調査では2歳児の22.1%が毎日スマートフォンに接しているという驚きのデータも発表されている。 そんなハードな環境に置かれている現代人の瞳に欠かせないアイテムといえば「目薬」だろう。とはいえ、ドラッグストアや薬局には膨大な数の目薬があるので、どの商品を選んだら良いか迷う人も多いのではないだろうか。ここでは、疲れ目及びかすみ目、ドライアイ、目の充血、目のかゆみに効く有効成分をそれぞれ紹介していきたい。
①疲れ目及びかすみ目に効く有効成分
疲れ目に効く有効成分として目薬に多く配合されているのは、ビタミンB群とアミノ酸成分(タウリンやアスパラギン酸)である。特に疲れ目を改善したいと考えている人にはビタミンB6(ピリドキシン)とビタミンB12(シアノコバラミン)が豊富に入っている目薬をおすすめしたい。一般用眼科用薬での最大濃度はビタミンB6が0.1%、ビタミンB12は0.02%である。 ピントがあわないかすみ目の人にはメチル硫酸ネオスチグミンが配合されている製品が良いだろう、目のピントをあわせる機能を改善してくれるはずだ。メチル硫酸ネオスチグミンの最大濃度は0.05%である。配合量に関してはパッケージに記載されているので確認していただきたい。
②ドライアイに効く有効成分
ドライアイに効く有効成分として、コンドロイチン、塩化ナトリウム、塩化カリウムの3つは外せないだろう。コンドロイチンは結膜や角膜の乾燥を防ぎ、塩化ナトリウムと塩化カリウムは涙と同じ役割をはたして感想を防いでくれる。ちなみにコンドロイチンは膝の関節痛を治す成分としても利用されており、ナトリウムとカリウムは熱中症を治す経口保水液OS-1のメイン成分でもある。身体にとって良い成分は瞳にとっても良い成分といえるのかもしれない。
③目の充血に効く有効成分
ウサギのような赤い瞳になってしまい困ったことはないだろうか? 充血の原因は外からの刺激(紫外線やブルーライト、ごみ)と疲れからくる炎症が原因と考えられている。このような時に有効な成分が炎症を抑える成分であるグリチルリチン酸ジカリウムや炎症を取り除いてくれる塩酸テトラヒドロゾリンといった成分である。充血を治す事に重点をおきたい人であれば、これらの成分が多めに入った目薬を選ぶと良いだろう。
目のかゆみに効く有効成分
目のかゆみを治すために花粉症の目薬を選ぶ人もいるが、ちょっとしたかゆみであれば、一般用の目薬でも充分に対応可能である。かゆみを抑える成分としてほとんどの目薬で配合されているのがマレイン酸クロルフェニラミンであるが、配合量が0.03%(パッケージに配合量は記載されている)入っていれば花粉症用の目薬と変わらない効果が期待できるだろう。
一昔前は上記の4つの成分が1~2つ程度しか入っていない目薬が多かったが、最近では疲れ目から目のかゆみにまで対応できる目薬が増えてきている。例えば、ロート製薬で販売しているロートV11や参天製薬で販売しているサンテメディカルなどは結膜炎・モノモライや重度のドライアイ以外であれば日常でおこる目のトラブル全てに対応できる製品といっても過言ではないだろう。製品選びに迷った方は参考にしていただきたい。
http://www.ashinari.com/2012/07/01-364404.php
写真素材足成より引用
※この記事はガジェ通ウェブライターの「浅川 クラゲ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。