慰安婦とされる女性、既報の証言と自身の年齢のつじつまが合わず

沖縄タイムスは20日、[元「慰安婦」証言]「私の存在が証拠です」と題した社説を掲載しました。その社説には、旧日本軍慰安婦とされる韓国人の金福童(キムボクトン)さん(87歳)が18日に沖縄の証言集会に参加したことに触れて、以下のように書かれています。

金さんは14歳のころ、旧日本軍に「軍服を作るために日本へ行く」と日本統治下の韓国から連行された。アジア各地の前線を転々とし、8年間、「慰安婦」を強いられた。

また、時事通信社の『時事ドットコム』が25日付で伝えたニュースによると、金さんは25日に大阪で開催された集会においても「工場に行くと言われたのは14歳」と沖縄タイムスの社説と同様の発言をしています。

ここで注目すべきは金さんの誕生年への言及がないことです。もし彼女が現在87歳であれば、14歳当時は1940年です。2013年に満88歳を迎えるのなら、14歳当時は1939年です。日本は1945年に終戦を迎えたので、彼女の証言に基づくと、終戦後の数年間も慰安婦を強いられたということを意味します。

なお、ツイッター上では、記事を読んだネットユーザーの「マスコミは足し算や引き算が出来ないのか」「慰安婦自らが証言する言葉に耳を傾けるべき」「私は橋下(徹)大阪市長の味方ではないが、肝心の証言が疑いをかけられるようなものでは…」「計算が合わないことは問題ではない」といったさまざまな意見がつぶやかれています。

画像: 沖縄タイムスが自社ウェブサイトに掲載した社説のキャプチャ―
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-05-20_49450

参考URL
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013052500217

※この記事はガジェ通ウェブライターの「綾瀬 新」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 慰安婦とされる女性、既報の証言と自身の年齢のつじつまが合わず
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。