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橋下市長は反論の相手を間違えているのではないだろうか?

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今回は橘玲さんのブログ『Stairway to Heaven』からご寄稿いただきました。

橋下市長は反論の相手を間違えているのではないだろうか?

この問題については、正直、あまり首を突っ込みたくないのだが、どうしても気になるのでひと言だけ。

橋下大阪市長は慰安婦問題について、Twitterや囲み取材で日本のメディアを批判しているが、海外メディアでの報じられ方はその比ではない。

「Japanese politician calls wartime sex slaves ‘necessary’」 2013年05月13日 『CNN』
http://edition.cnn.com/2013/05/14/world/asia/japan-hashimoto-comfort-women/

「Osaka mayor says wartime sex slaves were needed to ‘maintain discipline’ in Japanese military」 2013年05月16日 『Washington Post(AP)』
http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/osaka-mayor-says-wartime-sex-slaves-were-needed-to-maintain-discipline-in-japanese-military/2013/05/13/4151bac4-bc43-11e2-b537-ab47f0325f7c_story.html

“Sex Slave(性奴隷)”を「必要」だと容認するのではRacistと同じになってしまう。これこそ“誤報”なのだから、橋下市長はCNNにインタビュー取材を申し入れて真意を説明し、Washington Postに反論を寄稿すべきだ。

このままでは英語圏で、「極右」「歴史修正主義」「差別主義者」のレッテルを貼られてしまうだろう。「海外で批判されている」という報道に対して、記者会見で日本人の記者を批判したり、Twitterで日本語で反論してもなんの効果もない。

グローバルな問題にガラパゴス化した(日本語の)議論は役に立たない。「南京大虐殺」*1もそうだが、日本の政治家はいつまでこの現実から目を背けるのだろうか。

*1:「アイリス・チャンが死んだ日 週刊プレイボーイ連載(70)」 2012年10月15日 『Stairway to Heaven』
http://www.tachibana-akira.com/2012/10/4879

執筆: この記事は橘玲さんのブログ『Stairway to Heaven』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年05月21日時点のものです。

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