【画像大量】うさぎ島2013年初夏レポート【動画もあるよ】
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JR福山駅(広島県)から電車とフェリーを乗り継いで、およそ2時間。瀬戸内海に点在する島の一つ大久野(おおくの)島は、現在“うさぎ島”とも呼ばれ、日本中からウサギ好きが集まる観光地となっている。それもそのはず、周囲4.3km、歩いても1時間程度で周りきれてしまうこの小さな島内には、現在300羽以上の野ウサギが暮らしているのだ。とにかく多い。非常に多い。個人的な体感で申し訳ないが「ホテルから半径20m以内はウサギに会う確率が1500%。つまり最低でも15回はウサギに遭遇する」などと言いたくなるくらいにウサギに出会える場所が、この“うさぎ島”なのだ。
本記事には大量のウサギ画像が、文末には動画が御座います。全てをご覧頂きたい方は元記事をご覧下さい。
ウサギ達は食欲旺盛! 大量の野菜を用意しよう!
まず、この島で貴重なものが“野菜・果物”だ。島内ではペレット状のエサは販売されているが、野菜や果物は売っていない。そこで、島内を訪れる前に大量の野菜や果物を用意しておこう。記者は出発時間の関係から前日は福山で一泊。その日を利用しキャベツの葉、人参、セロリ、ブロッコリー、リンゴ、バナナなどを用意したが、下処理(野菜を洗い、包丁で切り、タッパーに詰める)は大変であった。しかし、その努力は結果的に報われることとなる。
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とにかく300羽以上もいると、正直どれだけあっても足りない。またたくまに消費されてしまう。正直、人参などは丸洗いしたものをそのまま突きだして食べさせても、みるみるうちに削れていく。また多くの来訪者がそうしているからだろう、スーパーの袋から取り出す際の“ガサガサ音”にもウサギ達は敏感だ。その音に反応し遠くから猛ダッシュしてくる光景は、この島の風物詩とも言えるだろう。
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春先は子ウサギとの出会いも
子ウサギが生まれる春先はオススメの時期の一つだろう。記者が訪れた5月下旬は少し遅い不安もあったが、穴から出てきた子ウサギに沢山遭遇できた。ただし、大人のウサギと異なり警戒心が強いので驚かせないように根気よく触れ合えるチャンスを待とう。また仲良くなれたからと、抱きかかえたりするのも危険だ。ストレスにもなるし、場合によっては骨折してしまう可能性もあるためだ。
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お気に入りの1羽がきっと見つかる
この島にいるウサギ達は全て野生のウサギだ。飼育小屋がある訳でもなく、好き勝手に暮らしている。もちろん縄張り争いをしたり、中には傷を負ったウサギもいる。性格も千差万別だ。だからこそ、自分の好みに合ったウサギにも出会うことができるだろう。記者は1泊2日をこの島で過ごしたが、初日に仲良くなったウサギが翌日の朝に自分に駆け寄ってきた時は年甲斐もなく非常に嬉しくなってしまった。
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大久野島の歴史も覚えておこう
大久野島が“うさぎ島”と呼ばれるようになったのは近年のことだ。それ以前は“毒ガス島”と呼ばれていた。これは第一次世界大戦の最中、化学兵器の生産・保管地であったためだ。そういった理由から、一時期は地図からも抹消された“幻の島”であったことなども忘れないでおこう。島内にはそれらの廃墟が未だ残り、また“大久野毒ガス資料館”などもある。
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ひたすらモグモグしているシーンだけを動画化してみた
最後に画像以外にも動画を撮影してきたので、そちらもご覧頂きたい。とにかく食欲が旺盛な大量のウサギ達の様子が分かるだろう。自然豊かな風景に響くウサギ達の咀嚼(そしゃく)音も悪くない。食べている様に気を取られ手をかまれたのもご愛敬。
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インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201
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