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原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)


今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/309428をごらんください。

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)

渡良瀬遊水池はラムサール条約に登録されている湿地で「環境保護」が行われています。そのため毎年「葦焼き」が行われますが、福島原発事故のために葦が放射性物質で汚染されています。その葦を焼却するという事になっています。埼玉大学の二人の教授が「専門家」として登場しています。

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)


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データは、下に測定値を示しましたが、葦の放射性セシウム濃度が1キログラムあたり平均139ベクレル、最高で259ベクレルです。法令では1キロ100ベクレル以上のものは「放射性物質」として勝手に扱うことはできず、もし扱えば「懲役刑」になります。

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)


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これは1キロ100ベクレルを超えるものを扱った事例が多いので、罰則を強化したときの文科省の説明文です。「深刻な不法行為への対応」ということで、罰則が引き上げられています。

原子力もしくは放射線の専門家なら誰でも知っていますし、もともとこのような厳しい規制が行われるのは、「放射線の被曝が危険だから」に他なりません。もし危険でも無いのにこのような懲役刑や罰金を国民に科していたとするなら、法令を作った方が厳しく罰せられなければなりません。

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)


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ところが、二人の専門家は、自然放射線による被曝が1年2.4ミリシーベルト(間違い)という理由を挙げて「安全」としています。もともと法律で決まっている数字がありながら、自分勝手に安全領域を決めることはできませんし、2.4ミリというのは世界の平均で、日本は1.5ミリです。

さらに、これも専門かなら当然、知っている事ですが、「被曝は足し算」ですから、この図に示したように、自然放射線の量がいくつであっても、新しく被曝する量とは何の関係もありません。

原発短信 渡良瀬遊水池の葦(環境とは何か?)(中部大学教授 武田邦彦)


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