自称“武田信玄末裔モデル” がピンチ! 武田家旧恩会から否定される
ギャル向けファッション誌『小悪魔ageha』のモデルで、武田信玄18代目末裔を自称していた武田あんりさん(23歳)に詐称疑惑が持ち上がっている。というのも武田家家臣の末裔や武田家に関係ある有志によって運営される武田家旧恩会が公式ブログ上で武田あんりさんに触れ
武田信玄公18代末裔と話題に上がっているモデルの方につきまして甲斐武田正統家出身の方にその様な方はいらっしゃいませんし、当会の会員にも該当の方はお見えになりません。
と明確にその正当性を否定する声明を発表したのだ。現在、武田信玄の子孫として系譜が正確に確認できるのは二男の信親の家系、五男の信盛(仁科姓)の家系、七男の信清の家系など。それぞれ江戸時代以降も幕臣、大藩の家臣として認知度の高いまま存続しているため、自信をもって今回の告発に踏み切れたのだろう。
筆者が武田あんりさん事務所に問い合わせたところ「問い合わせはいくらかいただいてますが、声明自体をまだ確認できておりません」ということだった。しかし「武田あんりさんが末裔であることを示す資料」についてお尋ねしたところ「確認してご連絡いたします」というお言葉をいただくことができた。
武田家旧恩会は最高顧問に武田邦信(信親系・武田家十六世当主) 、顧問に武田茂(信清系・米沢武田家当主)、林正彦(仁科盛信十七世)を戴いており、これに対してどのような“証拠”を提示できるかが今後の見どころとなる。“末裔”という言葉自体、どこまでの範疇を指すのか不鮮明ではあるが、平成の“武田家”お家騒動がどのような顛末を迎えるかあらためてお知らせしたい。
※画像は『武田家旧恩会公式ブログ』、『武田あんり公式ブログ』から引用しました。
※この記事はガジェ通ウェブライターの「中将タカノリ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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