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カイロプラクティックと脳卒中(「代替医療のトリック」)

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今回はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

カイロプラクティックと脳卒中(「代替医療のトリック」)

カイロプラクティックの危険性についてこの本は一章を割いて語っている。

「代替医療のトリック」サイモン シン(著),エツァート エルンスト(著),Simon Singh(原著),Edzard Ernst(原著),青木 薫(翻訳) 『amazon』
http://www.amazon.co.jp/dp/4105393057

一番深刻な事態を引き起こすのは頸椎(けいつい)へのマニピュレーションだという。人間の首の部分には2本の頸椎動脈が通っており、椎骨(ついこつ)の穴を通ったのちに急カーブして脳に達している。

代替医療のトリック p.227

画像:kekkan『flickr from YAHOO!』
http://www.flickr.com/photos/moidobala/8416282029/

この部分は非常に無防備で、カイロプラクティックで行われる「首を引っ張りながら曲げる」というマニピュレーションにより、椎骨解離(ついこつかいり)が起こる。すなわち動脈の血管壁が剥がれ、そこにできた血の塊がやがて血流にのって脳に到達する。

椎骨解離が起きてから脳の血流が滞るまでには時間がかかるので、カイロプラクティックと脳卒中の因果関係はなかなか気づかれなかったが、近年頸椎へのマニピュレーションによって確かに頸椎損傷が起きることが実例によって示されたという。

2001年にカナダで発表された研究結果によると、45歳未満の若い患者で、それまでに動脈破裂を起こしたことのあるものは、1週間以内にカイロプラクティックにかかっていた率が5倍だという。

   *   *   *

だいぶ前に読んだ本だが、このツイートを見て思い出した。マッサージとしか記されていないからカイロプラクティックなのかは不明だが。

友人達数名が脳梗塞とかになってるパターンは、「疲れたのでマッサージに行ったら倒れた」というモノが多い。血管に詰まってたモノがマッサージによってほぐされ、脳に到達して、詰まるらしい。フィギュアアーティストの海洋堂BOMEさんもそのパタン。それから台湾式マッサージ、怖くて行ってない。

「takashi murakami」 2010年10月07日 『Twitter』
http://twitter.com/#!/takashipom/status/26713500241

私もマッサージした一時間後に倒れました。でもマッサージやめられません。RT @takashipom: 友人達数名が脳梗塞とかになってるパターンは、「疲れたのでマッサージに行ったら倒れた」というモノが多い。血管に詰まってたモノがマッサージによってほぐされ、脳に到達して、詰まるらしい

「竹熊健太郎【G01a】」 2010年10月07日 『Twitter』
http://twitter.com/#!/kentaro666/status/26714255136

竹熊健太郎は2006年頃に脳梗塞で生死の境をさまよっている。

「みなさんごめんなさい」2006年12月2日『たけくまメモ』
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_638f.html

「俺の病状:」2007年1月11日『たけくまメモ』
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_5a6c.html

現在はリハビリも終え、普通に活動しているのは喜ばしいことだ。

参考サイト

「英国カイロプラクティック協会が、”Trick or Treatment”のSimon Singhを訴える」 2008年09月04日 『忘却からの帰還』
http://transact.seesaa.net/article/105813510.html

「NewScientist誌の掲載されたカイロプラクターによるカイロプラクティック擁護記事」 2009年06月16日 『忘却からの帰還』
http://transact.seesaa.net/article/121605377.html

「カイロプラクティック」 2010年07月26日 『新小児科医のつぶやき』
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20100726

執筆: この記事はメカAGさんのブログ『疑似科学ニュース』からご寄稿いただきました。

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