3スクリーンのモニター『VM03MKII』をためしてみたよ
今日は個人でも買えるDJ(ディスクジョッキー)/VJ(ビデオジョッキー)用モニターの紹介ですよっ!
“VJ用”のモニターなどというと、一般的な生活をしている人には、非常に縁がある機材とは言えないかもしれませんが、この『VM03MKII』がどんな場面で快適になるのか、紹介していきたいと思います。
例えば、カメラが3系統、DVD1系統、PC画面が2系統といった場合の映像ソースがビデオミキサーから延びている場合などを想像しながら読み進めていただければ、分かりやすいかもしれません。
-角度調整可能なLCDモニタが3画面
5.6インチのカラーTFT-LCDスクリーンが搭載されており、3画面まとめてではありますが、角度の調整が可能になっています。狭いスペースにそのまま置いて使用することもラックマウント(3U)に設置することも可能なデザインです。ひとつ気がついた点があるのですが、テーブルトップで使用すると角度の固定が難しい場合があります。起こしても倒れてしまう場合などは、テープや物で固定するといった工夫があればより使いやすいかもしれません。画面は比較的見やすいですが、コンポジット入力のため若干線が甘くなります。ここはコンパクトさゆえの仕様とも言えそうです。
– 6系統の入力がひとまとめ
たくさんの映像ソースがある場合、出力されている数だけモニターが無いと確認は難しくなってしまいます。『VM03MKII』の場合、6系統までの入力(コンポジット)に対応しています。3面あるそれぞれのモニタ前面にある“A”、“B”のスイッチで、入力切替が自在に行えますので、省スペース化という意味では非常に効果が高いと感じました。さらにパススルー出力も備えているので、同様の映像を他のモニタと共有することも可能です。
– 使いやすさへの配慮
PAL・NTSC互換性はもちろん有り、電源もユニバーサル対応となっています。また、設定可能項目として各スクリーンの色、色調、輝度等の調整又はVideo A/Video B(入力ソース)のテキストの表示時間、などがあります。
使ってみての感想として一番印象的なのは、とにかく省スペースなこと。同じサイズのモニタを3つ以上用意した場合を考えると、『VM03MKII』は設置場所やケーブル整理の面で非常に便利だと感じました。スペース確保で困っている方には『VM03MKII』、オススメです。実売価格は10万円前後となっています。
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