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iPad mini はiOSデバイスの断片化の引き金となるか

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今回はガジェ男さんのブログ『ガジェットさん家』からご寄稿いただきました。
※この記事は2012年11月11日に書かれたものです。

iPad mini はiOSデバイスの断片化の引き金となるか

iPad mini の発売後にこの報告が出てこない事が、私は不思議で仕方なかったんですよ。

Geek.com*1は発売が開始されたiPad miniにおいて、いくつかのアプリかうまく動かない事を伝えています。

*1:「Beware: Some apps don’t work well on the iPad Mini」2012年11月09日『Geek.com』
http://www.geek.com/articles/mobile/beware-some-apps-dont-work-well-on-the-ipad-mini-2012119/

小さ過ぎるボタンと狭過ぎるテキストエリア

Geek.com は今まで使っていたiPadアプリをiPad miniで動かしてみると、いくつかのアプリでボタンサイズや配置に違和感を覚え、またテキスト入力フィールドが小さ過ぎて非常に使い辛い印象を受けたと述べています。

またiPad miniでWindows をリモート操作してみたところ、従来のiPadと比較してスタートボタンが非常に押しにくくなった等の弊害が報告されています。

iPad miniは解像度を変えずディスプレイサイズを小型化した為に従来のiPadアプリがそのまま使えますが、アプリによってはインターフェイスに難が出てきているのも事実のようです。

これは断片化ではないのか

iPadアプリの開発者は、9.7インチに最適化したボタンサイズと配置を最適化したデザインをアプリに施してきました。iPadシリーズはバージョンアップされても、ディスプレイサイズは変わらなかったからです。解像度についてはiPad 3(第3世代)よりRetina Displayへの移行に伴い変更されましたが、基本的に等倍であった為、対応は比較的簡単だったと言えます。

しかしディスプレイサイズが違うiPad miniがリリースされ今回の様な意見が出てくれば、従来のiPadに加えてiPad miniのサイズの要件も満たすアプリ開発が求められるわけです。

故スティーブ・ジョブズは過去に7インチのタブレットについて「指を紙ヤスリで削る必要がある」と揶揄しました。この発言の真意は「デバイスのサイズに応じてインターフェイスは最適化されるべきだ」という意味だと、私は解釈しています。ディスプレイサイズが違うデバイスで同じアプリを動かす事がナンセンスだとジョブズは言っていたわけです。

今回Geek.comは2種類のiPadアプリを例にしていましたが、これ以外にも問題があるアプリもあるかもしれません。iPadアプリ開発者は今後、テスト機にiPad miniを追加する必要があるでしょう。またApple自身も、iPadアプリについて、開発者向けのガイドラインを現実に即した物に更新する必要があるのかもしれません。

それにしてもAndroidの象徴の様に語られてきた断片化の兆候が、Apple製品にも現れてきたのは何とも皮肉な話です。iPhone/iPadアプリ開発者は「これ以上ラインナップが増えませんように・・・!」と祈るばかりでしょうね。

執筆: この記事はガジェ男さんのブログ『ガジェットさん家』からご寄稿いただきました。

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