「好きだから飼わないという選択もある」&PETS project 【HAPPY MUSIC FESTA】 2012レポート
今年で3回目となる、ペットの幸せと命を考える音楽イベント「 &PETS project【HAPPY MUSIC FESTA】2012」が、ZERO~」を、 2012年9月8日(土)、9月9日(日)に東京・恵比寿ガーデンホールにて開催。お子さんから年配の方まで多くの観客がつめかけ、大盛況のうちにイベントは終了しました。
「 &PETS project【HAPPY MUSIC FESTA】」は、「飼い主や住む家を失ったペットたちを救いたい」「殺処分されていく犬猫をゼロにしたい」という想いからスタートしたイベント。
興味が無い人たちにも目を向けてもらうために、そのきっかけは、好きなこと・好きなアーティストからでもいい、という考えのもと、動物を愛し、動物たちの悲惨な現状を憂うアーティスト達がイベントに賛同し、集結しています。
9日にライブを披露したアーティストは、トータス松本さん、BONNIE PINKさん、持田香織さんなど。ウルフルズ活動休止から3年ぶりとなるトータス松本&ジョン・Bのセッションは一番の盛り上がりとなりました。
ライブステージ以外にも、会場内では、出演者のペット写真展、動物福祉団体によるパネル展、保護された犬猫の譲渡会など、さまざまな催しが。ステージ終了後には、観客にまじって場内の展示を興味深く眺める出演者の姿もみられました。
筆者も展示を見て、犬・猫はもちろん、洋服やバッグに利用される“ファー”に利用されるイタチやウサギといった動物たちの悲惨の現状を知り、とても心が痛くなりました。中国の一部の工場では、動物達が生きたまま毛皮をはがされ、そのまま破棄されるといったずさんなファー制作が行われているのだとか。人間のファッションの為に大切な命を無碍に扱うことは決して許されないことだなと考えさせられます。
また、ライブステージでのMCでBONNIE PINKさんが「犬も猫も大好きだけど、私は今レコーディングなどで海外が行く機会が多いので飼っていません。いつか毎日責任をとれるようになった時に飼う為に、今は好きだけど飼わないという選択をしています」と話していたことが印象的でした。
可愛いから、今飼いたいからとペットを飼って、無責任に捨てられ、殺処分される動物が少しでも減るよう日頃から命の大切さを改めて知ることの出来るイベントでした。
「 &PETS project【HAPPY MUSIC FESTA】2012」の公式サイトでは、イベントレポートも掲載されているので、イベントに行けなかった方はぜひチェックしてみてくださいね。
&PETS project【HAPPY MUSIC FESTA】2012
http://www.happymusicfesta.com/
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