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花の性格はヤバい!?女性ライター二人が本音で語りつくした『おおかみこどもの雨と雪』

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西森さんと雨宮さん

2012年8月3日、東京・新宿ネイキッドロフトにてイベント「真夏の夜のワイドショー講座」が開催され、『K-POPがアジアを制覇する』(原書房)の著者でテレビ・女性誌に詳しいライターの西森路代さんと、ポット出版公式サイトで『セックスをこじらせて』を連載しているAVライターの雨宮まみさんが今話題のトピックを縦横無尽に語る内容になりました。

話題は主婦向けライフスタイル誌『VERY』や水道橋博士が紹介したことをきっかけにブレイクした韓国映画『サニー』、沢尻エリカが主演して注目の映画版『へルタースケルター』など多岐に渡りましたが、中でもアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』に関してのトークは、西森さんが「今日観てきたばかり」ということもあり、本音の感想が飛び出す展開になりました。

『おおかみこどもの雨と雪』は、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』の細田守監督作品。女子大生の花が恋に落ちた相手が”おおかみおとこ”で、雨と雪というふたりの”おおかみこども”を産むが、直後に”おおかみおとこ”が亡くなってしまい、花はひとりでふたりの子供を育てる決意をする、というストーリー。花の声を宮崎あおいが担当しているということもあり、135万人を動員する大ヒット作品となっています。

「カタルシスのある作品が大好き」という西森さんは、「最初は花のことを母親のロールモデルとして見ようとしていたけれど、途中でどうでもよくなってボロボロ泣いて帰りました」と感動した様子。特に花の性格について「決して怒らないし、いつも笑顔。ここは怒ろうよって場面でも笑っていたシーンは怖かったし、それを押し付けられたらもちろんイヤですけど、不況の時代の男性の理想の女性像なんじゃないかな」と述べました。
一方で雨宮さんは「おおかみおとこの服が襟のヨレたTシャツを着てて、それが男前具合を存分に引き立ててるんですよね。花はいつもださいピンクのパーカーを着ているんですけど、もうそれだけでどんなキャラにしたいかよくわかる。堅実で服も買わず流行に見向きもしない真面目な女のコ……。あのパーカー見た瞬間から1ミリも共感できなくなりました」と辛口に指摘して笑いを誘うと、西森さんも「あれは消費社会にどっぷり浸かっていない女性の純粋さを表しているんでしょうね」とコメント。

また、「花は性格的に結構ヤバいですよ。自宅分娩でひとりで産もうとするし、生死にかかわる問題でも本を読んで解決しようとする。彼氏以外と対話しないんです」と誰にも頼らない一途さに驚嘆した様子でした。

さらに西森さんは、ロンドンオリンピックのアーチェリー女子団体で銅メダルに輝いた蟹江美貴選手が「いつも笑っていて花に近い。安心感がある」と語り、「メンタルタフネス時代がくると思います。国民的に支持されるにはいつ見てもタフなのがいいのでは」と、これからのヒロイン像を予想。それを聞いた雨宮さんは「花が求められている女性ならキツイですね」と本音を見せました。

二人は、登場する男性キャラについても言及、「細田さんの作品は男キャラが全部いいですよね。皆付き合いたいです」と雨宮さんは告白し、特に大沢たかおさんが演じた”おおかみおとこ”について「普段は引っ越し屋のバイトしてて、大学の講義に潜り込んでいる。肉体派で文化系男子っていう……卑怯すぎるほど魅力的な設定ですよ」とベタ褒め。西森さんも「かっこよかった」と応じました。

同姓にも異性にも厳しい眼差しを向けている女性ライター二人も納得の出来映えだった『おおかみこどもの雨と雪』。今後、34の国と地域で公開されることも発表されており、花の「得体の知れないたくましさ」(雨宮さん)が世界的に注目される日も遠くないのではないでしょうか。

映画『おおかみこどもの雨と雪』公式サイト
http://www.ookamikodomo.jp/index.html

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

ウェブサイト: http://yaplog.jp/parsleymood/

TwitterID: parsleymood

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