あなたはどう思う? 大手ゲーム配信者vs大手声真似主 新作ゲーム実況についての論争
先日、スクウェア・エニックス社が大人気である『ドラゴンクエスト』シリーズの新作『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族』(以下DQX)を発売したことは皆さんの記憶にも新しいと思う。『ニコニコ生放送』のゲーム実況界わいもこの新作ゲームをいち早くプレイ実況しようということで大盛り上がりとなった。そんな中、スクウェア・エニックス社が『ニコニコ動画』『ニコニコ生放送』などの配信に関して一つの見解を示したことが発端となり、有名エロゲ配信者“にら氏(@nirachannel)”と問題となる『DQX』を配信で実況プレイした有名声真似主“完全体セル氏(@kanzentaicell)”の間でひとつの論争が巻き起こった。
騒動のきっかけ
騒動の発端となったのは完全体セル氏が呟いたこのツイートである。
完全体セル氏「@kanzentaicell だからBANや告訴されない限りニコ生No.1のバイオ4実況配信も新作実況も同じたぐいだから。馬鹿じゃねーの。」
このツイートに対し、にら氏が完全体セル氏に疑問をぶつけた。
にら氏「@nirachannel@kanzentaicell それは今後も企業がやめてと告知しているような新作ゲームの実況をバンバンやっていくっていう風に受け止めていいのかな?^^ 」
これをきっかけにしてにら氏と完全体セル氏の「新作ゲー、旧作ゲーの実況プレイの是非」を巡る論争に発展していくのだが、文章化すると長くなるので以下のURLに二人のやり取りを配信者でもあり、『リアルマネーブログ』の記者でもある“みずにゃん氏(@mizunyannyan)”が2人の『Twitter』でのやりとりをまとめていたのでこちらを参照していただきたい。
完全体セルVSにら ゲーム実況の是非論争(togetter)
2者の見解の違い
完全体セル氏は新作ゲーも旧作ゲーも関係なくゲーム配信自体が元々違法なものであるからゲーム配信者がとやかく言える筋合いないと述べている。それに対し、にら氏はゲーム配信自体はメーカーが禁止しなければグレーゾーンだし、そのグレーにも色の違いがあると反論している。
以前、『ニコニコ動画』にアダルトゲームの実況プレイ動画を投稿したユーザーがそのメーカーから訴えられるという出来事があり、ゲーム実況動画・放送に対してはメーカーのさじ加減でしかないというのが結論ではあると思う。しかし、ほとんどのゲーム実況動画主や生主は何気なく動画投稿や配信を行なっているだろう。その中で大手配信者二人の論争は我々にゲーム実況とは何か? を考えさせるものとなるだろう。
ここからは筆者の感じたことだが、メーカーがウェブサイトで「インターネット上での動画配信等はいかなる場合も禁止です」と明言しているのだからやめればいいのでは? と思ってしまう。たしかに旧作や発売してから数か月経っているゲームの動画配信はネタバレがなければ、ネット上でのマーケティングだと考えて黙認しているメーカーもあるとは聞いたことがあるが、はっきりと「やめて」と言っているのに無視して続けるのはマナー違反ではないだろうか。
ちなみに余談ではあるがメーカーがゲーム実況の許諾を出す場合は必ずと言ってよいほど放送詳細にコピーライト(コピーライトマークや(C)とつくもの)を入れるよう要請されるほか、放送詳細、放送内容、放送日、放送時間などについて事前に詳しく確認しているので、もし「許可とりましたよ~」と言っている放送があればそこもチェックしてみて欲しい。
ドラゴンクエスト10公式サポートセンター 【リンク】
にら氏『Twitter』:https://twitter.com/nirachannel【リンク】
完全体セル氏『Twitter』:https://twitter.com/kanzentaicell【リンク】
※参考URL
リアルマネーブログ http://realmoneych.blogspot.jp/【リンク】
ブログ記者 みずにゃん氏の『Twitter』 https://twitter.com/mizunyannyan【リンク】
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