Sony Mobile Xperia P LT22i開封の儀
Sony Mobile『Xperia P LT22i』を入手したので早速開封の儀を執り行います。『Xperia P』はSony Mobileが今年2月に発表した『NXT』シリーズの新モデルで5月上旬より販売されています。今回入手したのはその香港版のシルバーカラー。今回も知人に輸入をお願いしたので正確なショップ価格は把握していませんが、ジャスト4万円で購入しました。
『Xperia P』はアルミユニボディの筐体に、4.0インチqHD解像度のTFT液晶(モバイルBRAVIAエンジン付き)、ST-Ericsson NOVAThor U8500 1.0GHzデュアルコアプロセッサ、1GBのRAM、810万画素『Exmor R』カメラを搭載したハイエンドモデル。通信機能は、Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 3.0、DLNA、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900)、WCDMA/HSDOA 14.4Mbps(850/900/1900/2100MHz)に対応。バッテリー容量は1305mAh。本体サイズは122mm×59.5mm×10.5mm、質量は120g。
では開封していきます。まずは箱からです。箱は『Xperia S』や『Xperia U』と同じ形状のものが使用されています。特別なものはなさそうです。
同梱品は『Xperia P』本体、ヘッドホン(L型コネクタのインイヤータイプ、スペアのイヤーピースも同梱)、microUSBケーブル、USB電源アダプタ(香港用)、取扱説明書類。
『Xperia P』はバッテリーおよびカバーが一体構造が採用されており、カバーすら取り外せません。また、microSDカードスロットもありません。内蔵ストレージは16GB固定です。
『Xperia P』のカラバリはシルバー、ブラック、レッドの3色です。私はブラック派なのでよくブラックを選ぶのですが、『Xperia P』ではシルバーのセクシーな容姿に一目惚れしてしまい、このカラーを選びました。製品発表会で一目見たときからシルバーと決めてたんです。
デザインは『Xperia S』とほぼ共通しています。画面サイズが最近のスマートフォンの中では平均的な4.0インチということで、『Xperia S』よりもコンパクトです。重さは『Xperia S』より24gほど軽い120g。平均的な大きさの軽量なスマートフォンと言えると思います。片手での操作もしやすく、仰向けになって操作しててもさほど疲れません。
背面には810万画素の裏面照射型CMOS『Exmor R for Mobile』カメラ、LEDフラッシュもあります。既存モデルの多くは背面にスピーカーが搭載されているのですが、『Xperia P』では右側面に移されています。
ディスプレーの下には『Xperia S』や『Xperia U』でみられる透明素材が仕込まれていますが、『Xperia P』では光りません。その代わり(?)、透明素材のボタンアイコンの位置にタッチセンサーが仕込まれているので、『Xperia S』よりもタッチしやすくなっています。画面を誤ってタッチしてしまうといったことがほとんどなくなりましたね。
下部のキャップは簡単に外せます。別カラーのキャップを付けると雰囲気が変わる思います。ブラックなんて合うんじゃないでしょうか。
『Xperia P』には約30万画素のカメラがフロント部分に搭載されています。
右側面です。ここにはシャッターボタン、ボリュームボタン、電源ボタン、前述のスピーカー(右端)があります。
上部には3.5mmオーディオジャックがあります。
下部には通話用のマイクがあります。
右側面にはmicroUSB、microHDMI、SIMスロット(カバー付き)があります。挿入可能なSIMはmicroSIM規格のものだけです。
中身は他の『NXT』シリーズと大体同じです。ソフトウェアのビルド番号は「6.0.B.1.564」。OSはAndroid 2.3.7(Gingerbread)。Android 4.0にアップグレードされることになっていますが、具体的な時期は明確になっていません。
プロセッサはST-Ericsson製のデュアルコア「NOVAThor U8500」が搭載されています。『Xperia sola』や『Xpeira U』と同じものです。このプロセッサを採用したことが大きく影響しているかと思いますが、昨年モデルよりも動きはスムーズで、操作においてストレスはほとんど感じられません。同じ解像度でSnapdragon S4搭載の『HTC One S』と比べると、『HTC One S』の方が格段に滑らかだと思いましたが……。RAMは1GB積まれているので多くのアプリを起動した場合でも『Xperia P』や『sola』よりスローダウンしにくいだろうとは思います。Quadrant Advanedのスコアは約1826。『Xperia U』や『sola』よりも若干低い。解像度が高いことが一つの理由だと思います。
プリインストールアプリは次の画像の通りです(ATOK、Google Reader、ATM、TweetDeckは別にインストールしました)。
RAM容量は1GBですが、アプリやプロセスで使用できるのは約550MB。『Xperia U』や『sola』の倍です。
内蔵ストレージの容量は16GB。その内訳はアプリ用に約1.77GB、メディア用に約11.26GB。入手してからアプリをインストールしてたりしていたので、写真に表示されている容量は開封時から少し減っています。
『Xperia P』の大きな特徴は画面の最大輝度が高くでき、屋外でも画面が見やすいところです。これは、Sony独自の『White Magic』ディスプレーモジュールを採用したことによるものと言われています。どれだけ見やすいのか、屋外でも比較的見やすい『Xperia sola』(左)、『HTC One X』(右)と快晴の日の午後に外で並べて比べてみました。次の写真は『Playストア』のアプリ詳細画面をそれぞれで表示したところなのですが、『Xperia P』が一番見やすいですね。画像や文字はハッキリと見えます。これまで使った端末の中では『Xperia ray』が一番見やすかったのですが、『Xpeira P』の画面は『Xperia ray』よりも見やすいと感じました。
『Xperia P』では画面の明るさ設定に「高輝度モード」と「省エネモード」が設けられており、必要に応じて変更できます。「省エネモード」にすると明るさレベルは下がりますが、節電効果が期待できます。実際にこのモードにしても外では見やすかったです。ちなみに上図は「高輝度モード」で撮影しました。
今年モデルの特徴としてNFCもサポートされています。製品にはNFCタグの『Xperia SmartTags』は付属しません。
今年のハイエンドモデルに見られるHDMI出力機能は『Xperia P』にも搭載されています。『Xperia S』や『Xperia acro HD』、『Xperia ion』に見られるテレビ用のランチャー『TV Launcher』もあります。
26型の『REGZA』に映し出したときの様子。2006年製の少し古いものなので720pでしか表示できていません。
バッテリーの持ちですが、セットアップ等を兼ねた使用で残量100%から17%になるまで8時間48分。バッテリーの容量が1305mAhであることを考えると、そこそこ持ったほうじゃないかと思います。もちろんバッテリーの持ちは使い方や利用環境によって変わります。
●(juggly.cn)記事関連リンク
Xperia向け新ミュージックプレイヤー「Walkman」のapkファイルが流出
Amazon、日本のデータ通信サービス事業に参入、SIMカードを1,980円で販売
LGのスライド型LTEスマートフォン「LG-LS860"Cayenne"」のスペックシートが流出、Snapdragon S4を搭載
国内・海外のAndroid(アンドロイド)スマートフォン・タブレットに関するニュースや情報、AndroidアプリのレビューやWEBサービスの活用、Android端末の紹介などをお届けする個人運営ブログ
ウェブサイト: http://juggly.cn/
TwitterID: juggly
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。