【ホラー通信セレクト 今週公開の映画】2018/4/7号:一人旅女子の壮絶監禁記録『ベルリン・シンドローム』

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ホラー通信がセレクトする今週公開の映画をご紹介します。

今週は、『ライト/オフ』のテリーサ・パーマーが主演する監禁スリラー『ベルリン・シンドローム』が公開に。4月に入り、期待と不安を胸に新しい環境に飛び込み、新生活を送っている方も多いんじゃないでしょうか。こちらの映画の主人公も同じく期待と不安を胸に、知らない土地へと飛び込んでいった一人旅の女性でございます。

日常を変えてくれる、新しい何かに出会えるかもしれない。そうしてオーストラリアからドイツ・ベルリンへとやってきた女性カメラマン・クレア。ときどき英語がたどたどしくなる現地の英語教師アンディと出会い、優しく真面目そうな彼と少しずつ仲良くなっていきます。これって恋かも――? しかしまさか、彼が自分を監禁しようとしていたとは。気付いたときにはもう遅かった! 彼の家から出るすべはありません。果たしてクレアは一体どうなるのか?

異常な男に監禁された女性の心理の動きを巧みに描いたのは、女性監督ケイト・ショートランド。彼女が導き出したリアルで人間らしい主人公像をテリーサ・パーマーがどこまでも生々しく演じあげ、恐怖や変態性を煽る監禁スリラーとは一味違う心理ドラマへと今作を押し上げています。映画観てて「この女性はなんでこんな状況でばっちり化粧キマってんだ?」と思うことありませんか? 今作では監禁されているクレアがずーっとすっぴんでございます。生々しい! そしてその細やかなディテールが、いい!

みなさまの新生活におかれましては今作のような危険な目には遭われませんよう、心からお祈りしております。それでは今週も行ってらっしゃい!

『ベルリン・シンドローム』 4月7日公開

<ストーリー>
男との出会いは、想像を絶する悪夢となった…。歴史と芸術の街ベルリン、オーストラリア人の女性カメラマン、クレアは、ベルリン旅行中にアンディと名乗る男と出会う。彼女はアンディの部屋に泊まることになるが、その日からアンディの部屋に監禁されてしまう…。この男は一体何者なのか?彼女に近づいた真の目的とは?叫び声も誰にも届かない、脱出不可能な絶望の部屋から彼女は脱出できるのか!

上映館:新宿武蔵野館ほか全国順次
この映画の記事:一人旅美女が体験する異国での“監禁生活”―― 映画『ベルリンシンドローム』場面写真 大量解禁
リンク:映画公式サイト

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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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