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カメラ付きメガネを活用した、視覚障がい者の“目”となるサービス「Aira」

普段私たちは目から多くの情報を得ている。スーパーで商品を買う時に見るラベルや価格タグ、通りを歩いているときに目に入る看板。

文字だけではない。もうすぐ信号の色が変わりそうだとか、このお店は混んでいるとか、何気ない情報を無意識のうちに得ているが、視覚障がい者はそれができない。

そこで、カメラを通してまわりの情報を視覚障がい者にリアルタイムに教えようというのが、米国で展開されている「Aira」だ。

・映像を言葉に

このサービスでは、専用メガネとスマホを活用する。メガネにはカメラが搭載されていて、ユーザーがオンにすると目の前の風景をとらえる。その情報はアプリをダウンロードしたスマホを通してAiraのエージェントに送られる。

そして専門トレーニングを受けたエージェントのスタッフが、その映像とユーザーの位置からわかる情報を言葉でリアルタイムにユーザーに教えるのだ。

・使用時間によるプラン設定

つまりAiraはビジュアル通訳のようなものととらえることができる。ただ、本やメニューなど活字を読み上げるサービスのように機械的に情報を処理するのではなく、Airaの場合、ユーザーはスタッフと会話しながら必要とする情報を適宜教えてもらえる。

たとえば、スタッフは目的地までの道を案内しながら「10メートルほど先の歩道の左側にゴミの山がある」「プラットホームの中央にベンチがある」などと、ユーザーの役に立ちそうな情報をタイムリーに伝えていく。

もちろんこのサービスでは、カメラの映像を送るので通信費用が発生する。そのため、いくつかのプランが用意されていて、最もベーシックなものは月89ドル(約9500円)で100分使用が可能となっている。

使用時間が200分になると129ドル(約1万4000円)、400分だと199ドル(約2万1000円)。そして329ドル(約3万5000円)で無制限利用可となる。料金にはメガネ、データ通信料(AT&T)、メガネ損害保険代が含まれる。

家族や友人などが近くにいればこうしたサポートは自然にしてもらえるが、必ずしもいつも誰かがそばにいるとは限らない。視覚障がい者に利便性を提供するとともに、自立をサポートするサービスといえそうだ。

Aira

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