国内でも冬モデルの発売や OS バージョンアップで徐々に増えてきた Android 8.0 Oreo の端末には、「オートフィルフレームワーク」と呼ばれる情報の自動入力機能が導入され、ログインやアカウントの作成、決済などのフォームへの記入が以前よりもずっと簡単になりました。本記事ではこの機能がユーザーにとってどれくらい便利なのかをご紹介したいと思います。オートフィルフレームワークとは、Google アカウントに登録されたユーザーの個人情報を Android アプリのフォームに自動的に挿入することを可能にする機能です。簡単に言えば Google の自動入力サービスです。Android 8.0 以上の端末はこのオートフィル機能をシステムレベルで対応しており、もしアプリがオートフィル機能に対応していれば利用できます。また Android 8.0 Oreo でこの機能はデフォルト有効なので、無効にしたい、LastPass などに変更したい場合には「システム」→「言語と入力」→「詳細情報」→「自動入力サービス」→「なし」や別のアプリを選択します。
これとよく似た機能として、「Smartlock Password」が以前より提供されていますが、今回のオートフィル機能はログイン ID とパスワードのみならず、アカウントの名前(ニックネーム)、郵便番号、住所、電話番号、クレジットカード番号などの個人情報も自動入力の対象になっている点で大きく異なります。住所フォームや決済フォームへの自動入力も容易にこなせるということです。スマートフォンの小さな画面だと、いくつかの必須項目が並ぶフォームを見ただけでアプリを閉じてしまうこともあり、たとえ記入にチャレンジしても誤タッチや誤入力によるミスも多く発生します。それだけの理由でアプリの使用や商品の購入を諦める方もおり、これらの問題を解消する目的でオートフィル機能は開発されました。基本的に、ユーザーはオートフィル機能に対応したアプリをインストールするだけでその恩恵を受けることができます。例えば、対応アプリの一つ「Twitter」のアプリだと、ログイン画面やアカウントの作成画面に表示されるフォームに候補が表示されるので、目的ものがそこにあればそれを単純にタップするだけで挿入されます。
Android 8.0 Oreo 端末で初めてオートフィル機能を利用する場合には、次の図のように案内が表示されることもあります。現在は英語表記ですが、これがオートフィル機能に対応していることを示す合図です。
Source :
Google
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