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「トンデモ設定だけど泣ける」奇跡の映画『スイス・アーミー・マン』ルーツは『もののけ姫』だった?[ホラー通信]

ダニエル・ラドクリフが“万能な死体”役を演じ、ポール・ダノ演じる遭難青年に生きる希望を与える……。という凄すぎる設定ながら、観た後はなぜか感動してしまう、青春サバイバルアドベンチャー『スイス・アーミー・マン』。現在大ヒット上映中です。

本作を手がけたのは、CMディレクター出身の監督コンビ、ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート(通称:ダニエルズ)。初長編作ながら、サンダンス映画祭やシッチェス・カタロニア国際映画祭で数々の賞を受賞し注目を集めている若き才能です。今回ホラー通信は、ダニエルズのインタビューを入手! 次回作の話なんかも飛び出したぞ。

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http://horror2.jp/20225

――本作の魅力はなんといっても、その設定の凄さだと思います。どんなところから発想を得たのでしょうか?

シャイナート:子どものころに森でサバイバルをしたときのような映画を作りたいと思っていたんだ。ビジュアル的にも映像的にも面白いと思ったしね。

クワン:昔から宮崎駿さんの『もののけ姫』なんかを観て、森というのは神秘的なイメージもあり、森の美しい映像、人間が作り出した人工物のコラボレーションを表現したかったんだ。

――死体役にダニエル・ラドクリフを起用した理由を教えてください。

クワン:色々な作品に出ている彼を観てきたけど、とても才能溢れる素晴らしい俳優だよ。ハリウッドではハンサムな俳優さんもたくさんいるけど、彼はすごく普通なんだ。

シャイナート:あと彼はちょっと変人っぽいよね(笑)

クワン:そうそう!そんなところもあって、彼以外は考えられなかったよ。

クワン:子どもの頃から『ハリー・ポッター』シリーズは観てきてたし、ずっと彼のファンだったんだ。

シャイナート:あと、あの役は体重が軽い人が良かったんだ。ダニエルは比較的背も低いし、ポールが担ぐのにちょうど良かったんだ。ポールにも「死体役にダニエル・ラドクリフはどうかな?」と聞いてみたら「最高だね!」と言ってくれたよ。

クワン:ポールも僕らと同じく彼のファンだったから、試しにオファーしてみたんだ。

シャイナート:仮に断られたとしても笑い話になると思ったしね(笑)。

クワン:でも実際、オッケーが出たときは驚いたけど、結果として彼のおかげでとっても良い作品になったよ。

――死体を演じて欲しい、というオファーをラドクリフは快諾してくれたのでしょうか?

シャイナート:躊躇せずに「やりたい」と言ってくれたよ。あと死体役を演じる上でスタントも自分でやりたいと言ってくれたんだ。彼ほどのビッグネームだとNGもあるだろうけどさ。

クワン:でも、彼自身がやりたいと言ってくれたから、遠慮なく撮影が進められてとても楽しかったよ。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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