【世界の人気YouTuber】どんな環境でも生き抜くキャンピング姐さん「サバイバル・リリー」

access_time create folder動画

世界にはいろんなYouTuberがいる。

日本じゃ今、「YouTuber」という単語が何だか悪い印象を持たれている。それはチェーンソー持って運送屋さん脅したり、店のパンを勝手に食うトーヘンボクがYouTuberを名乗っていたからだ。そのテの奴は、要するに大した芸も発想も持ってないのに、自分の行動を配信したい欲だけが先行しているタイプ。「平凡」であることは悪いことじゃないんだけれど、ネット上で一般人が有名になっていく様子を見て「俺だってこのくらいできるぜ!」と考えちゃったんだ。

「他人を楽しませる」ってことは稀有な才能で、世の中の9割9分の人はそんな才能なんて持ってないんだけどね。

澤田がここで紹介するYouTuberは、超少数派の「才能を持った人」だということを念頭に置いてほしい。彼らはとても面白い動画を配信してくれるけど、それをごく普通の人が生兵法で真似しちゃいけない。

弓矢を自作する姐さん

真面目な前置きになっちまったけれど、今回ご紹介するのは『サバイバル・リリー』という女性YouTuber。

この人は平たく言えば、サバイバル研究家。どんな過酷な環境にいても生き抜いてしまうだけのスキルを持っている。

たとえば、ジャングルの中で生きるには武器が必要だ。鹿とか猪とかを殺して肉にするには、さすがに素手じゃ無理だわな。だからリリーは、その辺で拾った木の棒から弓矢を作っちまう。

棒をナイフで削ったり、それを組み合わせたり、木の皮で作った紐を巻いたりして本当に弓をこしらえる。ペットの犬が心配そうに見守る中、リリーは空き缶に向けて矢を放つ。

矢は見事、缶を貫く。これなら鹿も狩れそうだ。食料に困るこたぁねえや。

そんでもってリリーは、現代の武器も当然の如く扱う。狙撃銃のレビュー動画まで配信してるもんね。さすが自由の国アメリカ!

愛情たっぷりちょい焦げピザ

サバイバルに大事なのは、なんつったって家づくり。雨風をしのげるところがなけりゃ、誰だって死んじまう。

もちろん、屈強なリリーは自前で住まいをこしらえることができる。枝や丸太を組み合わせて、キャンプにピッタリなシェルターをこうして造っちまった。

何だか、第一次世界大戦の塹壕のようなシェルターだ。2週間もいれば塹壕足になっちまうんじゃねえか? 正直、あんまり住みたかねえなぁ……。

あと、料理ね。料理が作れなきゃサバイバルなんてできやしねぇ。リリーの愛情たっぷりワイルドピザを召し上がれ。いやもう、野性的すぎて何とも言えません。てか姐さん、そのピザちょっと焦げてません? しかも草加煎餅並に固そうだし。こんな姐さん嫁にもらった日にゃ、毎日こんな食事をしなきゃならねえのか。はははは、ちょっと遠慮したいかも……。

人一倍の行動力

でもってこの姐さん、今後のサバイバル生活のための寄付をユーザーから受け付けている。しかもサバイバル・リリーグッズまで販売してるんだから、案外賢い商売人でもある。

リリーのサバイバル生活はとても真似できるもんじゃねえんだけど、それでも「YouTuberの才能」というものには素直に脱帽しなきゃいけない。YouTuberっていうのは「楽して稼いでる」わけじゃなくて、人一倍の行動力と知識をフル活用して再生回数を稼いでいるわけだ。

本気でYouTuberを目指すのなら、室内でネット漬けになってちゃいけないということなのかもしれない。

【参考・動画】
How To Carve A Survival Bow-YouTube[リンク
My New Sniper Rifle – SSG08 – Long Distance Shooting-YouTube[リンク
My Super Shelter – A Tour Through My Bug Out Camp-YouTube[リンク
Bushcraft Pizza In The Forest-YouTube[リンク
Survival Lilliy[リンク

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 澤田 真一) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  1. HOME
  2. 動画
  3. 【世界の人気YouTuber】どんな環境でも生き抜くキャンピング姐さん「サバイバル・リリー」
access_time create folder動画
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。