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1強のドライゼロに肉薄するノンアルビールがついに登場?/ビアエッセイストが春の新作6本レビュー

ガジェット通信では、鳥取県大山町在住のライター、ビアエッセイストの矢野竜広さんに春の新作ビールをレビューしてもらいました!

やっぱり春からがビールの季節でしょ!

クラフトビールブームの到来で、「ビールは夏だけではなく、一年中楽しめるお酒なんですよ~!」というノー天気な言葉をよく耳にする。僕も東京にいた頃はそう思っていた。ところが、鳥取の片田舎にある築100年の日本家屋に移り住んだとき、「真冬にビールを飲むなんて正気の沙汰ではない!」と心底思った。部屋の中にいるのに吐く息が白いのは当たり前、着ぶくれてトルネコのようになりつつも足の先は常にじんじん冷えて痛いのだ。体内の熱をキープするのに四苦八苦なのにビールなんて飲んだら元の木阿弥。生存を最優先せざるを得なかった。

そんな厳しい冬を経験しているからこそ、春の到来は本当に嬉しい。そして、やっぱりビールの季節はここからだよなと思うわけである。申し遅れました、矢野竜広(@beeressayist)です。誰も名乗らない肩書き、ビアエッセイストを名乗り、「ハハハ…、そ、そうなんですね…」と名刺を渡した相手が淡く引く様子を楽しんでいる。

早速、でもないけど、新作ビール(※ノンアル含む)のレビューを始めたい。今回ランダムにチョイスしたのはこの6本!

・サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー
・サッポロ NEXT STYLE
・前略 好みなんて聞いてないぜ SORRY 其ノ四 セッション柚子エール~あら塩仕立て~
・六甲ビール 布引渓流・あわじレモンのホワイトエール
・六甲ビール 熟
・KIRIN 零ICHI

サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー

1本目は4月25日発売のサッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー。昨年も4月に限定投入された商品が「再発売を望むお客様からの声にお応えして」再リリースされた(カギカッコを付けたことに他意はありません!)。サッポロ黒ラベルのスピンオフアイテムという位置付けだろうか。

こちらの特徴は何と言っても「旨さ長持ち麦芽」。

これはビールの風味を劣化させる成分(LOX-1)を持たない大麦から生まれたLOXレス麦芽を100%使用した逸品なのだとか。さて…

実飲!(食わず嫌い王決定戦の“実食!”の声で再生ください)

さすが、深い風味!これはまさにLOXレス麦芽やー!…と叫びたいところだけど、正直なところよくわからない。ただ、モルト感は強く、モルト由来の甘みを感じるしそのもったり感もしっかりした飲み応えにつながっている。同時に、米やコーンといった副原料の使用ですっきりもしており、バランスの良さも感じる。美味い!

炭酸が強いのか、グラスから気泡が立ち上る様子を眺めることもできる。このバブルショーも見落とされぬよう。
王道のビールなのに辛口白ワインのような雰囲気がある不思議な一本だった。年に一度のリリースなので、特に黒ラベル好きは絶対に手に入れたい。

詳細は公式情報を
http://www.sapporobeer.jp/news_release/0000021555/index.html [LINK]

SAPPORO NEXT STYLE

これまで、ビールは「出産は痛くなければならない神話」のように、「苦みを乗り越えてこそオトナになれる神話」があったように思う。でも、ホワイトビールのように苦みが弱いスタイルも、フルーツを投入したスタイルもある。「もうほろ苦いだけのビールから、次のステージに行かない?」というメッセージが込められているかどうかはさておき、4月4日よりセブン&アイグループ限定で発売されたのがサッポロ NEXT STYLEである。開栓し、グラスに注いだ時点で強い香り。早速、

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