物件データを分析! 今買いのハリアーはこれ!【CS COTY2016-2017】

▲今回のカーセンサ・カー・オブ・ザ・イヤーの1位に輝いたトヨタ ハリアー(現行型)。物件データに注目し、今買いのハリアーをご紹介しよう

▲今回のカーセンサ・カー・オブ・ザ・イヤーの1位に輝いたトヨタ ハリアー(現行型)。物件データに注目し、今買いのハリアーをご紹介しよう

デビューから3年が経過し、平均価格は下落傾向に

2015年11月~2016年10月の1年間でユーザーが注目したモデルを発表するカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー。この1年で、最も注目された車に贈られるイヤーカーはトヨタ ハリアー(現行型)に決定した。この1年、ハリアーの中古車市場はどういった状況だったのか。ハリアーの物件データを分析してみよう。

下のグラフは2015年11月~2016年10月の1年間の流通量と平均価格の推移を表したもの。流通量は毎月末頃のカーセンサーnetの掲載台数を参照。ほぼ300~400台前半で推移していたが、5月頃から徐々に物件数が増え始め、10月にはついに500台を突破。その後さらに増え、2016年12月16日時点では約720台が掲載されている。また、流通量の増加に伴い、5月頃から平均価格も下落傾向に。12月16日時点で約333万円にまで値下がりした。

▲棒グラフが流通量、折れ線グラフが平均価格を示しています。5月頃から徐々に物件数が増え始め、平均価格も下落傾向になっています

▲棒グラフが流通量、折れ線グラフが平均価格を示しています。5月頃から徐々に物件数が増え始め、平均価格も下落傾向になっています

ハリアー(現行型)が昨年の12月でデビューから3年が経過したこともあり、車検を迎えることを機に手放すユーザーも出てくるだろう。今後も買い替え需要が高まり、流通量の増加傾向が続くと予想されるので、さらなる平均価格の下落が期待できる。ハリアーの購入を考えているならば、チャンスを逃さぬようこまめに物件チェックを!

ガソリン車を狙うなら他の国産SUVと比較検討するのもあり

下のグラフは価格帯、走行距離、グレードの項目ごとに掲載物件の割合を示したもの。価格帯では250万~350万円未満が6割超を占め、そのほとんどがガソリン車だ。決して安いとは言えない価格帯だが、9割以上が走行距離3万㎞以下の物件であることや、最も廉価でベースグレードの2.0グランドでも装備が充実していることを考えると、高いなりの価値はあるだろう。他の国産SUVの250~350万円は平均よりも少し高いくらいの価格帯だが、ハリアーの装備などが充実していることを考えると、それらの車と比較検討してみてもいいだろう。一方で、ハイブリッド車の価格帯は350万円以上が多く、ガソリン車よりは予算を上げなければならない。ハイブリッド車にこだわるのなら、エクストレイル(現行型)のハイブリッド車の相場が240万~340万円だったりと、他の国産SUVの方がより安く狙えるだろう。グレードに目を向けると、最も多いのはガソリン車の2.0エレガンス、ハイブリッド車では、上位グレードの2.5ハイブリッド E-Four プレミアムアドバンスドパッケージという結果となった。

▲価格帯別、グレード別、走行距離帯別に2015年11月~2016年10月の期間中の掲載物件の割合を示したもの。価格帯別では300万~350万円、グレード別ではガソリン車のエレガンス、走行距離帯別では1.0~3.0万km未満が多くを占めているのが分かる

▲価格帯別、グレード別、走行距離帯別に2015年11月~2016年10月の期間中の掲載物件の割合を示したもの。価格帯別では300万~350万円、グレード別ではガソリン車のエレガンス、走行距離帯別では1.0~3.0万km未満が多くを占めているのが分かる

注目すべきは低価格かつ豊富な物件数から選べるガソリン車のエレガンス

▲ハリアーを買いたいと思ったら、まずチェックすべきなのはガソリン車のエレガンス。豊富な物件数、かつ安い価格帯の中から選ぶことができる

▲ハリアーを買いたいと思ったら、まずチェックすべきなのはガソリン車のエレガンス。豊富な物件数、かつ安い価格帯の中から選ぶことができる

これまで分析してきたユーザーの問い合わせの傾向や中古車市場の動向を踏まえたうえで、編集部がオススメするモデルはガソリン車の2.0エレガンス。特に低めの予算で狙いたいと思っている若い世代にオススメしたい。その理由は250万~300万円の比較的安い価格帯で物件が豊富に揃っているから。12月16日時点では3割弱の物件が2.0エレガンスで、うち半分以上が300万円以下で狙える。ハリアーが欲しいと思ったらまずエレガンスに注目すべきだろう。せっかくならワンランク上の車を、と考える人はスタイルアッシュやスタイルモーヴなどの特別仕様車にご注目を。ホイールが特別仕様になっていたり、シートの装備が充実していたりと、オプションが付いていなくても満足できる。300万円台前半なら中古車としての旨みを享受できるだろう。

▲こちらはエレガンスのインパネ。ステアリングホイールは本革巻きで、内装色はブラックの他、アイボリーやディープボルドーも

▲こちらはエレガンスのインパネ。ステアリングホイールは本革巻きで、内装色はブラックの他、アイボリーやディープボルドーも

価格よりも燃費優先の層は、2.5ハイブリッドE-Fourプレミアムアドバンスドパッケージを要チェック。12月16日時点では約100台の中から選ぶことができる。相場は上がるが、300万円台前半でも意外と探すことができる。新車価格も含めて考えると中古車としてのお得度は高いと言えるだろう。

▲こちらは2.5ハイブリッドE-Fourプレミアム。エクステリアでは、ホイールのデザインがかっこよくなっている

▲こちらは2.5ハイブリッドE-Fourプレミアム。エクステリアでは、ホイールのデザインがかっこよくなっている

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photo/篠原晃一

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