『事故物件ゾク 恐い間取り』原作者・松原タニシが語る24軒目の“事故物件”生活 「だんだん居心地がよくなるんですよ」[ホラー通信]

映画版「恐い間取り」シリーズ第二弾、『事故物件ゾク 恐い間取り』が7月25日より公開。原作者であり、“事故物件住みます芸人”として知られる松原タニシが、現在住んでいる事故物件で応じたインタビューをご紹介する。

現在の自宅は24軒目の事故物件だ。事故物件にも色々あるが、選ぶ基準は「どういう人が住んでいたかがポイントになります」と松原。

今回の物件を選んだのも、内見の時にトイレが真っ黒だったから。トイレとお風呂には人の生活が出るので、すごく興味がわきました」と、“事故物件住みます芸人”独自の視点を語る。

「あとは、ちぎれたドアチェーンもすごく気になりますよね。ちなみにお気に入りは少し珍しい床下収納です! 内見の時、開けてみると直接地面に繋がってたんですけど、1冊の本が入ってて、2014年の読売ジャイアンツの選手名鑑だったんですよね……亡くなった住人は巨人ファンだったのかもしれません」

お気に入りの床下収納を笑顔で紹介

以前の居住者の人物像が少し判明したが、果たしてこの部屋ではどんな怪奇現象が起こるのだろうか。

夜中になると歌声が聞こえるんですよね。この前、あるテレビ番組の人が来て生配信した時、自分も歌ってみたらどうなるだろうと思って鼻歌を歌ったんです。すると、配信がグルグル止まりだして。スタッフの方がリアルタイムで配信を視聴確認してくれてたんですけど、『はーい』という声が聞こえたらしくて。歌を歌ったら何かが起こるということかもしれません」

映画本編では、主人公である“事故物件住みますタレント”ヤヒロ(渡辺翔太)が訪れる2軒目の事故物件“いわくつきの古い旅館”で似たようなことが起こるそうだ。

一緒に住んでいる“菊姫”(人形)が床下収納を体験

10年以上“事故物件住みます芸人”としての活動を続ける松原だが、実際のところ、恐怖は感じるのだろうか。

「恐怖はもう感じないですね。最初は感じていたかもしれない。住めば都と言いますか、どの事故物件もだんだん居心地がよくなるんですよ

しかしながら、周りからは気味悪がられることが多いようだ。「すごく居心地がよくて、住みやすい物件にいる時、霊感があるっぽい人から『もう、真っ黒ですよ。タニシさんのところだけ黒いスポットライトが当たってます』と言われてましたね」

24軒目に住み始めたばかりの松原だが、実は25軒目にもすでに目星がついているそうだ。「大阪にある物件なんですけど、内見に行った人の話によると、スリッパに砂鉄みたいに大量の何かがついてくるらしくて、それがすべて細かい髪の毛らしいんです。ロフトもついてるんですけど、もうびっしり髪の毛だらけで。不動産の方によると、掃除しても掃除してもこうなってしまうと……。そこがまだ空きであれば住んでみたいですね」

事故物件も、住めば都!

『事故物件ゾク 恐い間取り』
2025年7月25日(金) 全国公開

(C) 2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会

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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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