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伝統工芸士になろう ~全国の伝統工芸工房がまだまだ職人募集中~

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日本の伝統工芸品というと何を思い浮かべるだろうか? 江戸切子に曲げわっぱ、輪島漆に京友禅…世の中に工芸品は数多あるがいずれも支えているのは匠の技だ。実は2月から3月にかけて全国各地で伝統工芸の後継者が募集される。いや、年中通じて応募を受け付けているところもある。
兼ねてより人材募集に積極的な養成所は全国に存在する。実は伝統工芸産業は後継者不足が悩みの種だとか。しかし2020年のオリンピックを前に日本の工芸品の需要は高まるだろうと言われている。

そもそも伝統工芸とは?

実は現在伝統工芸と云う場合には一般名称以外にも、もうひとつ、法律で定められている基準がある。昭和49年、高度成長時代を背景として問題視されはじめた大量消費への反省と、後継者不足を含む諸問題による地場産業存続への危機感から制定された法律。それが『伝統的工芸品産業の振興に関する法律』だ。
経済産業大臣が審議会の意見により、一定の条件を満たす物を『伝統工芸品』として定めているのだ。その条件とは主要部分が手工業であり日常生活の用に供されるものであること。原材料が伝統的に使用され製造されてきたもの、その地域において多くの者がその製造に従事していることなどが挙げられる。『ロストテクノロジー』という言葉をSF小説などで聞いたことがないだろうか? 実は『技術の喪失』はもっと身近にある問題だ。例えば現代では南部鉄器の職人さんはいても弦を製造する職人さんが不足していると聞く。また工芸品によっては材料不足も深刻であるという。

ハローワークから探そう

職を転々としている筆者は複数の転職サイトに登録をしている。転職専門のデータサイトで『伝統工芸』で試しに検索をかけてみたが情報を検出したサイトは見つからなかった。
そこでハローワークのサイトで検索をかけてみると大量に検出されたではないか。
〘注意〙この記事は2016年2月時点に作成しているため過去の情報です。

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大半はショールームのサービスや販売員など。そこで丹念に職種欄を探していくと…むむっ。地名と製品から類推するにこれぞまさに製作者の募集では?

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表示された社名を更に検索すると伝統工芸の工房のホームページにたどり着いた。このようにハローワークからも募集案件は確認できる。

特集サイトや自治体のホームページから探す

こうした工芸士の人材募集や伝統工芸に特化したサイトは複数存在しており、そちらでも募集内容が掲載されている。いずれも地域密着型で組合や工房の職人さんから指導を受けて修練を重ねていくものだ。
養成所の募集概要を見てみると殆どが前職の経験は問わず、上限も40代や50代程度まで可としているところもあり幅広い。その土地に根付く産業であることを理解して、その産業の継続に熱心であり品行方正であることなどが求められている。ただし必ず共通しているのはその土地へ居住すること。養成期間は大半が最低でも一年は定められており、場合によっては更に更新される。住居補助手当や生活実費面での金銭を一部負担してくれる場所が大半。しかし実際は一年や二年だけではなくその先もその土地で生きて工芸に携わる気概があるかが肝だろう。

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