おにぎらずの次は折りにぎる!? 折り紙とおにぎりを組み合わせたアートな新感覚おにぎり“オリニギリ”
おにぎりといえば、様々な具も楽しめ、携帯ができ、手軽に食べることができる日本人のソウルフード。“おにぎらず”やスティックおにぎりなど、新しいタイプのおにぎりも人気ですよね。
グッドデザイン賞に日本の文化の一つともいえる折り紙と、食文化の一つともいえるおにぎりを組み合わせた“オリニギリ”というものが選ばれたということで、おにぎり好きの記者がさっそく体験してきました。
“オリニギリ”は、型紙をおりがみのように折り、形を作り、そこに海苔(のり)とごはん、そして好みの具をのせて完成させるおにぎり。
開発をした向日葵設計(ひまわりせっけい)代表の新田さんは、大手建築事務所から独立し、いかに無駄なく構造物や家具を作るかということで一枚板からのデザインや設計を研究してきた方。
建築や家具でつちかってきた考えを、日本のソウルフードであるおにぎりに結び付けたらいいのではというヒラメキで、建築家としてのお仕事の合間にせっせと構想を練り、開発したそう。
“オリニギリ”は握るのではなく、折り紙で折った型に合わせて成形するという、不思議なおにぎり。テトラシェアなどの基本形の他に富士山や兜(かぶと)といった日本的な形など、すでにたくさんの型があり、今後も新しい形を開発していくとのこと。
お話だけきいているだけではなんなので、早速“オリニギリ”を作っていただくことに。
まず、型紙を説明書に沿って折っていきます。ここは完全に折り紙の世界ですね。
全ての折り目をつけたら、形にしていきます。
完成形の型に折ることができました。
一度折った形を戻して、そこにラップを敷きます。その上に海苔(のり)。
ごはん。そして好きな具を載せていきます。
ここから一気に、最初に折った形に成形します。「うりゃっ!」
最初に作った形ができてきました。
型に沿ってギュッと折り、端の折り目のところもギュッと折ります。
そしてここで大事なひと手間。振ります。
更に振ります。振ることによって、ごはんがまんべんなく行きわたるのか、きれいな形にできるそうです。
そしてオープン!
エッジがきれいな“オリニギリ”が完成しました。こういう形は手でにぎることでは作ることができません。
テトラシェアは2つに分けることができます。親子や友だち同士で分け合うのも楽しそう。
海苔(のり)をカットして、生ハムを加えたものも。ちょっとアートな感じになりますね。
富士山型の“オリニギリ”も、大中小と並べるとかわいい。
型を折るところから楽しめ、色々な具を組合せ、アーティスティックな工夫もできる。遊びの要素が加わったおにぎり作り。なんだかとっても面白かったです。
折り紙+おにぎり=“オリニギリ”。グッドデザイン賞にも選ばれ、今後は世界進出もされるということで、注目していきたいですね。
“オリニギリ”についてのお問合せは向日葵設計さんへ。
向日葵設計
http://himawari-design.net/contact/
■“オリニギリ”ホームページ
http://orinigiri.com/
■“オリニギリ”商品化『Makuake』クラウドファンディング(公開期間:12月13日10時〜2017年2月27日)
https://www.makuake.com/project/orinigiri/
■YouTube
オリニギリ活動
https://www.youtube.com/watch?v=5KyoE3C3rFE
オリニギリの作り方1 三角錐 – 共有 三角錐 – 仲間
https://www.youtube.com/watch?v=sgF9x1DWhtE
オリニギリの作り方2 千鳥 富士山
https://www.youtube.com/watch?v=CUtYxfU3a8g
■海外展示
<タイ>
名称:Chiang Mai Design Week、Good Design Store Bangkok
会期:2016年12月3日-11日、12月17日-1月15日(予定)
会場:チェンマイ市内、バンコク市内
主催:Good Design Store Bangkok
参考URL:http://www.chiangmaidesignweek.com/
概要:隔年開催のチェンマイ・デザインウィークは、Thailand Creative & Design Center (TCDC) の主催により開催。今回は、バンコクで常設店舗として運営されているGOOD DESIGN STOREのブースを出展します。デザインウィーク終了後、展示品はバンコクの店舗へ移送し、店舗内のギャラリーにて約一ヶ月間紹介展示
<インド>
名称:DESIGN PARK 2016 (India Design Mark 展示と同時開催)
会期:2017年2月下旬~3月上旬(予定)
会場:ムンバイ市内(予定)
主催:India Design Council
参考URL:http://www.indiadesignmark.in/
概要:I Markは、2007年にインド政府によって発表された「National Design Policy」に基づき、India Design Council によって設立されたインド初の包括的なデザイン賞
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