ニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』 公開舞台稽古の様子
ドワンゴ主催の舞台、ニコニコミュージカル(以降、ニコミュ)の第7弾、『源氏物語』の公開舞台稽古に行ってきました。名作文学を斬新な解釈で、艶やかに描いた作品。ゲネプロ(本番通りに行う通し稽古)の様子を、写真と共に紹介します。※すべての写真を見るにはこちらから(https://getnews.jp/archives/150813)
『源氏物語』は、光源氏の波乱万丈な人生を描いた物語。ニコニコミュージカル『源氏物語』は、“源氏物語は紫式部の妄想が生み出した同人作品だった!?”をテーマに、ユーモアを含めた作品です。
11月16日、新宿全労済ホール/スペース・ゼロの舞台上は、平安時代にタイムスリップしました。
主演のぽこたさん演じる光源氏は、天下の色男。様々な女性を虜にし、そして幼い紫の上を完璧な女性にすべく育てます。
富田真帆さん演じる紫の上は、無邪気に幼い幼少期から美しい大人の女性へと成長をとげます。その過程、そして紫の上の心の動きにも注目です。
湯澤幸一郎さん演じる紫式部とその同人サークル仲間達は、自分達の妄想を『源氏物語』という作品に込めていきます。“現実の男なんていらない!”と言っていた紫式部ですが、藤原道長と合コンが出来るかもと言われると一人盛り上がります。ですがその合コンが『源氏物語』の内容を思わぬ方向へと変えていくことに……。
今舞台印象的なのが、衣装。『源氏物語』内に登場する光源氏をはじめとしたキャラクター達は時代に忠実な衣装ですが、紫式部や藤原道長など“現実の登場人物”達は、斬新な恰好で登場します。そこにも注目ですね。
記者が注目したいのが、高木俊さん! 光源氏の友人・頭の中将役、そして紫式部の友人・伊吹役を演じています。光源氏の年長の親友であり、義兄でもある頭の中将を演じているときは、若くエロくも立派な男を。伊吹を演じているときは、“源氏物語”を愛する腐女子の一人を完璧に演じ分けています。もちろん他のキャストの方も、名実ともにある方々ばかり。『源氏物語』の世界を、時には艶やかに、時にはコメディに表現しています。
ニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』は、11月16日から23日まで全労済ホール『スペース・ゼロ』にて公演が行われます。チケットはリアルチケットが6800円(税込み)、『ニコニコ動画』のコンテンツ『ニコニコ生放送』で見ることのできるネットチケットがプレミアム会員が500pt、一般会員が1500pt(ニコニコポイント1pt=1円)となっています。源氏物語の新たな解釈、斬新な演出に魅了されました。「気になる!」という方は、観に行ってみては如何でしょうか。
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