保存機能とPC連携で大進化! 『Boogie Board Rip』が12月2日に発売へ
繰り返し書いて消せる、ボタンを押してすぐに起動できるという手軽さで人気の電子メモパッド『Boogie Board(ブギーボード)』に、以前から要望の多かったデータの保存機能が搭載されました。キングジムは、新製品発表会で『Boogie Board Rip』を発表。12月2日に発売し、価格は1万4800円(税込み)です。
『Boogie Board』は、感圧式の液晶画面に付属のスタイラスや指で文章や絵などを描ける電子メモパッド。2010年に8.5インチモデル、ことし6月には10.5インチモデルが発売され、全世界で年末には累計100万台の出荷を見込む大ヒット商品です。書いた内容はボタン一発で消去できるのですが、従来製品は内容を保存することができませんでした。
『Boogie Board Rip』は書いた内容をPDF形式で保存できるようになりました。書いた状態で本体を起動する「wake」ボタンを押すと本体に保存してくれます。「erase」ボタンを押すと画面を消去し、次に書いた内容も「wake」ボタンで別ファイルとして保存が可能。最大8MBまで保存できます。保存したファイルは本体だけで表示することはできないので、パソコン(PC)への接続が必要。
本体をUSBケーブルでPCに接続すると外部ストレージとして認識し、PCからファイルを閲覧・転送可能。PC上では書いた内容が白地に黒の文字や図形として表示されます。PDFファイルは『Illustrator』や『Photoshop』で編集できるのですが、特に『Illustrator』ではベクターデータとしてパスの編集が可能。デザイナーやクリエーターは『Boogie Board Rip』で描いたラフスケッチをPC上で仕上げていくような使い方ができそうです。
PCとの接続時には、USBバスパワーで充電が可能。1時間で充電が完了し、フル充電の状態では1日8時間使用して約5日間動作します。
開発元の米iMPROV ELECTRONICS社は、さらにPCと密に連携するソフト『バーチャル・デスクトップ・コンパニオン』を無料で配布予定。こちらを使うと、『Boogie Board Rip』上に書いた内容がPC画面上に表示した『Boogie Board Rip』上にリアルタイムに表示され、PC上の内容を保存したりメールで送信することができます。ペンタブレットのような使い方や、会議でのメモの共有に活躍しそう。
ユーザーが欲しかった機能を追加して、大幅に進化した『Boogie Board』。おもちゃや文房具的な使い方は従来製品でも十分ですが、PCと連携させてさらに使いこなしたいユーザーには注目の製品となりそうです。
『Boogie Board Rip』主な仕様
品番:BB-3
本体サイズ:W179×D282×H13mm
画面サイズ:9.5インチ
重量:325g
本体カラー:ダークグレー
保存ファイル形式:PDF
インタフェース:microUSB
電池:ポリマーリチウムイオン電池(充電式)
電池寿命:1日8時間使用で約5日間、スタンバイ状態で約100日間、充放電回数約400回
同梱品:スタイラス、USBケーブル(マイクロBタイプ)
参考記事:
【発売前レビュー】電子メモパッド『ブギーボード』は書き味バツグン!? 人気漫画家たちが試す
https://getnews.jp/archives/78961
【ガジェモニ】電子メモパッド『Boogie Board(ブギーボード)』読者レビュー
https://getnews.jp/archives/112392
5万回書ける! 新感覚の電子メモパッド『Boogie Board』に10.5インチ大型LCDタイプが登場
https://getnews.jp/archives/119755
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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