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103歳を介護する体験から発明!“手の震え”を緩和するグローブ型ウェアラブルが日常生活をサポート

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高齢になってくると、さまざまな体の不調が複合的に健康に影響を及ぼすようになってくる。

Imperial College Londonから派生して誕生した会社GyroGearでは、「GyroGlove」というグローブ型のツールの開発に取り組んでいる。

・“手の震え”がひどく、食事をとらなくなった老婦人

開発者の1人Faii Ong氏が、ロンドン内の病院に勤めていたとき、103歳の老婦人の介護をしていた。その老婦人は、原因が分からないままみるみる痩せていってしまい、チームメンバーは当惑していた。

最終的に判明したのは、その老婦人はひどい手の震えを患っており、そのせいで口に食べ物を運ぶことが難しく、ついには食事を食べなくなってしまっていた。

・ジャイロスコープが装着者の手の動きをサポート

そんな風に苦しむ人々の症状をどうにか緩和できないかと進められたのが、この「GyroGlove」だ。手の甲側には電子ジャイロスコープが搭載されており、ジャイロスコープが回転することで、装着者の手の動きを支える。

装着者が意志をもって動かそうとする手の動きをサポートしつつ、無意識に生み出している震えによる動きには反応しないのだという。

現在はプロトタイプの段階ではあるものの、ラボ内の実験では、ひどい手の震えが80%ほど減少するという、大幅な改善が見られた。

「GyroGlove」は、“本態性振戦症”や“パーキンソン病”の患者などのほか、高齢者や手の震えに悩む人まで、幅広い対象に有効性がありそうだ。

・2017年前半に提供開始を予定

今後、震えの頻度をモニターしたり、計測したデータをスマートフォンアプリに送信し、医師が治療の参考にできるような仕組みをつくっていく意向とのこと。今年末にオーダーを受け付け、2017年に提供開始を予定している。

GyroGlove

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