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sora tob sakana、満員のWWWでこれからの飛躍を誓うーーライヴ・レポート

sora tob sakana、満員のWWWでこれからの飛躍を誓うーーライヴ・レポート

アイドル・グループsora tob sakanaがワンマン・ライヴ〈境界線上のサカナ〉を7月23日に渋谷WWWにて開催した。

2014年7月に結成された同グループは風間玲マライカ、神﨑風花、寺口夏花、山崎愛からなる4人組。平均年齢は14歳とまだかなり若いアイドル・グループだ。ハイスイノナサのギタリストである照井順政が音楽プロデューサーを務めており、ポストロックやエレクトロニカといったジャンルを反映した音楽性が大きく話題を集めてきた。

今回行われたイベントはグループの結成2周年を記念したもので、当日券も含めてチケットは完売。会場には多くの観客が詰めかけた。以下より、この日の模様をお届けする。

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当日の昼はイベントの第1部として、司会に吉田豪を招いたトークショーを実施。「他のアイドルでうらやましいと思うアイドルは?」「好きな魚は?」「アイドルをやめようと思った瞬間は?」などといった質問事項を中心にメンバー4人はそれぞれ自由なトークを繰り広げた。

この日に先行発売されたsora tob sakanaの1stアルバムにちなんだ「今回のアルバムのなかで一番好きな曲は?」という質問では、メンバーは答えを発表するだけではなく、選んだ曲のワンコーラスをアカペラで歌うことに。それぞれの選択は、山崎「新しい朝」、寺口「ケサランパサラン」、神﨑「まぶしい」、風間「Moon Swimming Weekender」。4人は普段と異なる環境での歌唱に戸惑いながらも、ワンコーラスを歌い切った。トップバッターを務めた山崎は途中でどうしても笑ってしまい、「やり直したい!」と神埼と共に再度「新しい朝」に挑戦していた。

またsora tob sakanaスタッフに実施したアンケートにまつわるトークも展開。スタッフによって、メンバー4人のそれぞれ好きなところ、そして直してほしいところ、例えば山崎が食欲旺盛であること、寺口がすぐ現実逃避してしまうところ、神埼が虫への異常な敵意を持っているところなどが明かされる。風間について、早く売れたすぎている面、口癖が「売れたい」である点が指摘されると、彼女の口から「早くサカナの時代が来てほしい」「Mステに出たい」と野心を覗かせる発言が飛び出し、それを応援するかのように会場からは大きな拍手が起こった。

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和やかな雰囲気に包まれたトークショーを終え、ついに2周年を記念したワンマン・ライヴへ。この日はステージ後方にスクリーンが設置され、そこに揺れる水面が大きく映しだされる。4人はステージに登場すると、ミラーボールに光が照らされ、光と映像の演出とともに1曲目「夜空を全部」をパフォーマンス。続けて「新しい朝」「Summer plan」「魔法の言葉」とノンストップで4曲を続けた。

ライヴ中盤でメンバーが一度袖にはけると、スクリーンにはsora tob sakanaオーディション時に撮影された4人の映像や、2015年に自己紹介を撮影したものなどが映し出される。過去から現在まで遡っていくかたちでメンバーの映像が流され、最後に現在のグループのアーティスト写真が投影。それと同じ衣装をまとったメンバーがステージに戻り、「広告の街」を歌い始める。この曲はイントロからキメだらけのバキバキのポストロック・サウンド。歌割りも〈こ、と、ば…〉一音ずつ細かく区切られており、それを4人でリレーするように歌詞を紡いでいく。サビでは美しいユニゾンやファルセットを響かせており、直前に上映されたグループ結成当時のあどけない姿と比べると、メンバーそれぞれの成長を強く感じさせる場面であった。

終盤にはフルで披露するのは初だという楽曲「夢の盗賊」のパフォーマンスも。重厚なピアノ・フレーズのリフレインが印象的なナンバーで、途中に挿入されたハンドクラップのパートではファンもすぐさま反応し、楽曲に華を添えていた。続く「おやすみ」のしっとりとした歌が会場を包み込むと、最後にエモーショナルなロック・ナンバー「夏の扉」で本編を終えた。

鳴り止まないアンコールに対して、彼女たちは新曲「透明な怪物」でそれに応える。同曲はバックのほとんどがピアノ伴奏のみというシンプルな構成で、4人の歌声に改めてじっくりと迫るものとなっていた。

そして4人はこの日を締めくくるため、順番にマイクを握る。神﨑風花は家族、スタッフ、メンバー、そしてファンへ、涙で声を震わせながら、グループがここまでこれたことに感謝を述べた。続く、風間玲マライカも涙を滲ませ「みんなが知らないままで終わるのは嫌なんですよ。もっといっぱい知ってもらいたいです」と語ると、トークショーでも話に挙がった口癖「早く売れたい!」で話を結び、大きな笑いと拍手で挨拶を終えた。

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