【茨城県水戸市】伝統工芸・結城紬の残り糸から新商品「つむりんぐ」誕生。県庁でテスト販売実施


茨城県産業技術イノベーションセンターは、石岡市の「仕事場センチコ」が、茨城県庁生協の協力により、新商品「つむりんぐラペルピン」のテスト販売を12月18日(木)・19日(金)に茨城県庁舎にて実施することを発表した。

結城紬の魅力を手軽に楽しむ新商品

茨城県産業技術イノベーションセンターは、県内事業者のビジネス創出を支援している組織である。幅広い産業のイノベーション創出や技術革新へ対応するために、ビジネス創出の支援のほか、先導的研究にも取り組んでいる。その一環として、事業構想や販売戦略について支援を行っている石岡市の「仕事場センチコ」から、新商品「つむりんぐラペルピン」が誕生した。


「つむりんぐラペルピン」に使用しているのは、茨城県を代表する伝統工芸品であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている結城紬の残り糸だ。稀有な工程で作られる結城紬の、反物を織った後に発生する残り糸を活用し、スーツに挿すリング状のアクセサリーとして仕上げている。「結城紬の存在感」を気軽に着飾ることができ、残り糸を活用しての新しい価値の提供にもつながる商品となっている。

また、モノを作るだけでなく、体験をとおした価値提供のサービスを合わせたブランディング戦略として、2024年3月に商標登録された。

県庁でテスト販売を実施


今回、12月18日(木)・19日(金)11:30~13:30に「つむりんぐラペルピン」のテスト販売を実施。販売場所は茨城県庁舎2階 カフェテリアひばり通路。初販売特別価格として4,800円(税込)で販売される。また、「つむりんぐラペルピン」のほか、通常賞品のイヤリング、ブローチなどの展示販売も行う。

制作者であり「仕事場センチコ」代表・中村慶子氏は、「『結城紬』って、どんな物!? を小さく手の届くところから、知ってもらう事・伝える事が大切だと思っています。まずは、スーツの胸元に『結城紬』はいかがでしょう!」とコメントを寄せている。

「結城紬」の魅力をより身近に感じられる「つむりんぐラペルピン」。伝統が生み出す存在感を、この機会に手に取って確かめてみては。

■「つむりんぐラペルピン」テスト販売概要
販売日時:12月18日(木)・19日(金)11:30~13:30
販売場所:茨城県庁舎2階 カフェテリアひばり通路
住所:茨城県水戸市笠原町978-6
つむりんぐ公式Instagram:https://www.instagram.com/tsumu.ring

茨城県産業技術イノベーションセンターHP:https://www.itic.pref.ibaraki.jp

(Kanako Aida)

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