ドローンを使ってピンポイントで種をまく植林ソリューション「DroneSeed」

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植林に活用されるドローン国連食糧農業機関(FAO)の「世界森林資源評価」によると、地球の陸地面積に占める森林の割合は2015年時点で30.6%と、1990年時点の31.6%から減少。

近年は、地球温暖化防止や環境保全などの観点から、植林が積極的にすすめられ、現在、森林面積の7%を占めるまでになった。

しかしながら、その多くは人の手で行われるため、時間や労力を要するのみならず、危険を伴うケースも少なくない。

・ドローンで効率的かつ効果的な植林を実現

DroneSeedのトップページ米オレゴン州ビーバートンで2015年に創設された「DroneSeed(ドローン・シード)」は、ドローンを活用した植林ソリューションだ。

植林前に、ドローンに装着された貯水槽とポンプを使って、水を撒き、センサー技術によってドローンから撮影した3Dマップをもとに、植林に適したスポットを分析。

この分析結果をもとに、上空から、肥料や害虫防除剤などを混ぜた種子カプセルを、地中3〜4インチ(7.5〜10センチ)に植えていく。

ちなみに、ドローンの1回あたりの飛行時間は、約30分。1.5時間で1エーカーの敷地をカバーできるという。

・林業に広がるドローンの波

ドローンを活用した植林ソリューションとしては、英オックスフォードで2014年に創設されたスタートアップ企業「BioCarbon Engineering」も知られている。

今後、林業の分野でも、ドローンの活躍の場が、ますます広がっていきそうだ。

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