「生きづらさ」を抱えるアーティストたちへ 書籍『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』発売

access_time create folderエンタメ

「生きづらさ」を抱えるアーティストたちへ 書籍『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』発売

アーティストの才能を潰すことなく、末長く創作活動を続けるためにできること。

専門学校ミューズ音楽院・新人開発室室長である手島将彦氏と、精神科医師の本田秀夫氏による書籍『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』が4月20日に発売される。

『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』は、アーティストには付き物の、破天荒なエピソードや空気を読まない奇行、遅刻や細部への異常なこだわり……。周囲からは“付き合いづらい”“理解しがたい”と思われるアーティストについて、「生きづらさ」の原因を探ることで“個性的すぎる才能”を活かす術を考えていく。

単なるワガママではなく、自閉症スペクトラムを始めとした生来備え持っている個性的な特徴が現れている可能性のあるアーティストたちと、ちょっとした固定観念を持っているせいで理解し合えないのかもしれない彼らの周囲の人たちとの関係など、元バンドマンでマネージメントの経験もあり、様々な音楽講座、トークセッションなどでOTOTOYとも関わりの深いミューズ音楽院の手島将彦氏と、現役精神科医師である本田秀夫氏が、「生きづらさ」を抱えるアーティストたちとその周囲の人たちへ、才能を潰すことなく、末長い創作活動を続けるために必要なアドバイスを紹介している。

自分自身に悩みを抱えているアーティスト、アーティストを理解することに悩んでいる方は、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。(岡本)

・『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』(Rittor Music)
http://www.rittor-music.co.jp/books/15317403.html

『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』
2016年4月20日(水)発売
【CONTENTS】
■はじめに 「生きづらさ」を抱えるアーティストたち
■第一章 「生きづらさ」の原因を探る
◎発達障害~「自閉症スペクトラム」「ADHD(注意欠如多動性障害)」
「生きづらさ」を生み出す2つの特徴/発達障害の代表的な3タイプ/自閉症スペクトラムと自閉症、アスペルガー症候群/「自閉症スペクトラム」に共通する特徴/必ずしも医療が必要なわけではない/重要なのは苦手な分野/「世間話」が難しい理由/ ADHDに見られる3つの特徴/ADHDと自閉症スペクトラムの重なり合い
◎4つのタイプで考える
 万能タイプとうつ病予備軍/自己愛タイプ/ADHDタイプ・自閉症スペクトラムタイプ
◎第一章のあとがき 個性的だからこそアートが生まれる

■第二章 音楽の現場でのトラブル・シューティング
◎時間を守れない–時間に対する感覚の違い
 いっぱい喋る、もしくは全く話さない/時間の感覚ではなく、キリの良さで判断している/
 事前に情報を入れておくのが大事/苦手なことを強要すると、本来の才能がスポイルされる
◎「こだわりの強さ」との付き合い方
 「コミュ障」は医学用語か?/新しい提案を受け入れられない/
 「新しいこと」が苦手? 100か0か?/約束には定期的に見直しの可能性があり得る
◎事前の説明が大事
 「空気を読めない」ということ
◎苦手なことはやらない方向で考える
◎第二章のあとがき それは「わがまま」なのか

■第三章 多様性が音楽業界を救う
◎人口の10%は自閉症スペクトラム
 友達なんか要らない?/すべての人が同じ社会の中で生活する=インクルージョン
◎ダイバーシティ(多様性)を担保するためにできること
 音楽業界にもインクルージョンを/少数派の中の多数派と少数派
◎大切なのは「システム」よりも「人」と「作品」
◎叱られてもあまり学ばない「種族」
■COLUMN バックステージ・トーク 高階經啓

著者プロフィール
●手島将彦(てしま まさひこ)
鹿児島県出身。出生地は大分県日田市。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。ミュージシャンとして数作品発表後、音楽事務所にて音楽制作、マネジメント・スタッフを経て、専門学校ミューズ音楽院・新人開発室、ミュージック・ビジネス専攻講師を担当。多数のアーティスト輩出に関わる。保育士資格保持者でもある。

●本田 秀夫(ほんだ ひでお)
信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長・診療教授 大阪府出身。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科および国立精神・神経センター武蔵病院を経て、横浜市総合リハビリテーションセンターで約20年にわたり発達障害の臨床と研究に従事。山梨県立こころの発達総合支援センター所長を経て、2014年より現職。特定非営利活動法人ネスト・ジャパン代表理事。日本自閉症協会理事。専門は発達精神医学。

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 「生きづらさ」を抱えるアーティストたちへ 書籍『なぜアーティストは生きづらいのか? 個性的すぎる才能の活かし方』発売
access_time create folderエンタメ
local_offer

OTOTOY

ハイレゾ音楽配信/メディア・サイト。記事も読めるようになったアプリもよろしくどうぞ。

ウェブサイト: http://ototoy.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。