TGSの韓国ブース、閑散としすぎて母国で物議に「なぜ出展した?」

今年の『東京ゲームショウ2011(以下、TGS)』で、海外パビリオンのコーナーに設置された韓国の『韓国コンテンツ振興院』ブースが、韓国で物議をかもしている。

韓国コンテンツ振興院とは、韓国文化体育観光省の傘下にあり、ゲーム、放送、アニメーション、映画など政府が進める各種コンテンツ産業を推進している機関だ。

韓国コンテンツ振興院が今回のTGSに出展したのは、今年11月に釜山で開催される韓国最大のゲームショウ『G-STAR 2011』を広報するため。開催まで2ヶ月を切り、本来ならば積極的に広報が行われるところなのだが、TGSのブースにはG-STARのポスターが数枚貼られている程度で、広い空間は閑散とした状態だった。テーブルの上に置かれていたチラシも英語のみで、とてもG-STARを積極的に広報しようという意思は感じられなかった。

韓国メディアは、次のように指摘している。

G-STARを主催する韓国コンテンツ振興院が、自身が主催するイベントを広報するのはあたりまえのこと。だが、TGS2011に設置された韓国コンテンツ振興院のブースには、広報を行う誠意は感じられなかった。

ブースには、チラシと椅子が数脚あるだけで、基本的な映像メディアも広報を行う担当者も見当たらなかった。当然、ブースを訪れる観覧客もいなかった。

韓国のゲームファンたちはこの閑散とした様子に驚きを示しており、ゲーム関連サイトの掲示板には、「なぜ出展した」、「公費で日本観光してきたんじゃないのか?」、「たぶんPSPVitaを見てたんだろう」、「税金を無駄遣いしたな!」など韓国コンテンツ振興院を非難する書き込みが大量に寄せられている。

ちなみに、韓国コンテンツ振興院は、フランスのパリで開催されている日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」に、韓国のアニメやマンファ(漫画)を紹介し、物議をかもした機関でもある。ヨーロッパなどでは積極的な活動を見せる韓国コンテンツ振興院だが、なぜか日本での展示に関しては消極的なようだ。

※画像:Ruliweb.com及びG-STAR 2011公式ブログより引用

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「朴美奈」が執筆しました。[リンク]

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