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知らない間に実名で発言!? Webのアカウント紐付けサービスにご用心

知らない間に実名で発言!? Webのアカウント紐付けサービスにご用心

f:id:kensukesuzuki:20160128111647j:plainインターネット上のデマ、炎上、釣り(創作エピソードを真実のように書き込む行為)などを集めて解説するブログ「Hagex-day.info」を運営しているHagexと申します。ブロガー、アフィリエイター、プログラマーなど、インターネット上にはいろいろな肩書きがありますが、私は「ネットウォッチャー」と呼ばれることが多いです。インターネットのコンテンツ鑑賞が三度の飯より好きな私が最近感じる「就職活動をしている人にとっては、これは危険だな」というネット上の罠について解説します。

「個人情報を登録」は諸刃の剣

SNSには個人情報が満載です。特にFacebookは、氏名、生年月日、出身校、勤務先、既婚か未婚かなどなど、多くの個人情報を登録することができ、サービス側も個人情報の入力を推奨しています。

個人情報をしっかり登録して公開すれば、友人・知人との交流はスムーズにいきます。古くからの友人があなたのプロフィールや投稿を見て「お、高校の同級生だった増田君、いま地元企業で経理部長をやっているのか…… え、離婚しちゃったの!? あんな盛大な結婚式をやったのに!」と、同窓会を開催しなくても、相手に近況を伝えることができ便利ですね。

一方で、あなたの個人情報が第三者に漏洩する危険性も高くなります。ネットで炎上行為を行ったユーザーが、2ちゃんねるやまとめサイトに取り上げられて、SNSのデータを元にさらに盛り上がる事例はみなさんもご存じでしょう。一般ユーザーが炎上事件に巻き込まれる確率は宝くじで300万円当てるより低いのですが、就職・転職活動を行う際に、企業の採用担当者があなたのSNSデータを確認している事例は珍しくありません。

SNSは宝の山

採用担当者にとって、応募者のSNS情報は宝の山です。

送られてきた履歴書は、応募者自身が書いたものであり、お見合いをする際の釣書(身上書)と一緒で、自分にとって都合が良い情報しか書かれていません。履歴書のなかでは、みんな紳士・淑女なのです。本当はどんな人間なのか? 採用担当者はそれが知りたいのです。

もし応募者がFacebookに活発に投稿し、第三者でも閲覧できる状態であれば、採用担当者が望む情報が存在する可能性があります。投稿したコメントから本音が判明し、アップされた写真からどんなライフスタイルを送っているかを推測できます。注目すべき点は友人関係です。どんなタイプの友人たちと付き合っているのかを調べれば、その人の本質がよりわかります。

もちろん、採用担当者がSNSの情報を見て「この人は素晴らしい。すぐに採用だ!」となれば問題はありません。しかし、応募者多数の場合は、採用基準は減点主義傾向になりがちです。減点主義では、子犬を拾って世話をしたり、重い荷物を抱えたおばあさんを助けたことといったプラス行為よりも、飲み会で泥酔して裸になった写真をアップしたといったマイナス行為の方が大きく捉えられます。

採用担当者にとって、応募者のFacebookのアカウントは、LinkedIn以上に「公開履歴書」なのです。

ニュースサイトのコメント投稿が危ない

数年前、コンビニエンスストアの冷蔵庫に入ったり、調理場でふざけた写真を従業員がTwitterにアップし、社会問題となりました。それ以降、多くのネットユーザーは

「個人情報をむやみにインターネットにあげると危険だ」

「インターネット上で反社会的、モラルに反することを書いたり、アップロードするのは良くない」

ということを学びました。

一連のTwitterでの事件をきっかけに、ネット上でモラルに反する行為を公開する人は減りました。この記事を読んでいる皆さんも、ネットリテラシーが高く(なぜならリテラシーが低いユーザーは最初からこの記事に興味を持たないでしょう)、「ネットの怖さは良く知っているよ。だから注意している」という方ばかりでしょう。そして「就職活動時に採用担当者に見られるリスクを理解している」人も多いでしょう。

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