青森と北海道どちらから食べる?『青函トンネル巻』を食べてきた!イオンの恵方巻取材レポート

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イオンリテール株式会社が東京都内で報道関係者向けに開催した『イオン 2016年節分商戦商品お披露目会』を取材した。
要は2月2日と3日の2日間で販売される恵方巻のお披露目会ということだ。
写真は青函トンネル巻

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同社では本州・四国のイオンやイオンスタイルの約350店舗で「イオンの恵方巻」を販売する。

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そもそも恵方巻は関西、それも大阪だけの風習で、記者が神戸に住んでいるときは存在を知らなかったのだが、大阪に住んで初めて知った。しかも大阪での正式名称は「丸かぶり寿司」となんともストレートな名称だった。
それがバレンタインデーのチョコレートよろしく、大規模小売店舗やコンビニ等が季節商戦の一環として大々的に売り出し、あっという間に全国に広がったという経緯がある。
縁起物だからそれはそれで良いことだと思うが、果たして面白い変わり種の恵方巻に会えるのだろうか。

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同社のデリカ商品統括部長の西野克氏による主要商品のプレゼンテーションが行われた。
テレビ局が大挙して押しかけ、記者やカメラマンの入る余地がないほど注目を集めていた。

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「彩り海鮮七福恵方巻」は、紅ずわいがに、まぐろなど7種の海鮮ネタを使用、数の子が海鮮ネタの旨みをより引き立てる。
予約対象で920円。(税抜き以下同じ)

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「サーモンとアボカドチーズサラダ太巻」は、アボガドのとろける食感、チーズのまろやかさ、サーモンの風味を味わえる、こだわりのサラダ巻。
予約対象で730円。

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「沢わさびで食べる 下田産金目鯛をのせた太巻」は、下田産の地金目を湯引きにしたものを使用し、太巻の中具にも外側にもキンメダイをぜい沢に使った一品。
予約対象500本限定で、お値段は5000円。

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「能登海水の塩で食べる 炙りのどぐろの太巻」は、脂がのった皮目を香ばしくあぶり、サッパリとした白身の味と脂の甘さが味わえる一品。
記者はこれを試食したが、塩で食べる巻き寿司は初めてでちょっとびっくり。しかし以前に、のどぐろの刺身を食べて感動した覚えのある記者は推したい逸品だ。
予約対象で2000本限定、お値段は3000円。

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「青森県大間の本まぐろ 鉄火とまぐろたたきの太巻ハーフのセット」は、大間のまぐろを使った、鉄火巻とまぐろのたたきのセットで、コクとまろやかな味わい。
予約対象、3000本限定で3000円(ハーフ2本セット)。

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「いしりぽん酢で食べる ひみ寒ぶりの太巻」は、ひみ寒ぶりを大葉と巻き上げたシンプルな一品で、添付のいしりほん酢が絶妙によく合う。
予約対象、2000本限定で3000円。

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「ゆずこしょうで食べる 長崎産旬さばの太巻」は、旬さばとゆずこしょうの意外な組み合わせが、絶妙にマッチする一品。
予約対象で2500本限定、2000円。

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「ぽん酢ジュレで食べる 境港産紅ずわいがにの太巻」は、紅ずわいがにを巻寿司の中具にも外側にも使ったぜい沢な一品で、ぽん酢ジュレがかにの旨みを引き立てる。
予約対象で2000本限定、2000円。

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最後に登場するのは「北海道新幹線開業記念 青函トンネル巻」だ。1200本限定で5000円。
JR北海道の協力により実現した、3月26日の北海道新幹線開業を記念した恵方巻。太巻を青函トンネルに見立てて、青森県側には大間のまぐろの赤身とたたきを、北海道側には長万部産の毛がにとオホーツク産のほたてを豪快に巻いたもの。
青森側と北海道側を一切れ試食してみたが、ぜい沢なことこの上ない。
マグロ、カニ、ホタテ、イクラと、おなじみの高級すしネタ全部入り。しかも有名な産地で取れたものとあらば美味くないわけはない。

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本来、恵方巻(丸かぶり寿司)は、その名のとおり一人で1本を黙って吉方を向いて食べるのが流儀。
しかし、これは値段も豪華だが、大きさも半端ではないので、一人で丸かぶりするのはちょっと無理かもしれない。
ここは流儀に反するが、家族で切り分けて楽しく食べるのがお財布にも吉というものだろう。

中身は中央を境に完全に分離している。
演出でNゲージを走らせていたのだが、ちゃんとJR北海道車両であるH5系であるのが芸の細かいところ。
記者もトワイライトエクスプレスや北斗星で何十回も青函トンネルを通過したが、3月からはフルサイズ新幹線車両で通過することになる。

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青函トンネル巻の予約特典は、写真の「オリジナル北海道新幹線ピンバッジ」だ。
北海道新幹線シンボルマークと北海道新幹線H5系の2つが入っている。
ちょっとお高いので、量産して値段を下げて冬場に駅弁として売ってみても面白いのではないかと、Nゲージを見ながら考えた。

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テレビのニュースやワイドショーでご覧になった方も多いと思うが、テレビカメラではこのように撮影して素材を作っている。

予約が必要なものや、地域限定品もあるが、お目当ての恵方巻は見つかっただろうか。
今年も、あるいは今年こそは、と人それぞれだろうが、みんながいい年であればと願う。

※写真はすべて記者撮影

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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