体重が減りにくい原因は睡眠不足? スリムな身体への第一歩は“快眠”から!

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快眠者・かくれ不眠者 調査―睡眠改善委員会

体型の気になる夏、減らない体重にため息をつく人にちょっとした朗報かも!? 睡眠改善委員会は、『睡眠が及ぼす身体への影響』に関するインターネット調査を実施。“快眠者”と“かくれ不眠者”の、食欲と体重面の違いを調べたところ、興味深い結果が明らかになりました。

調査では、ここ1年ほどの自分自身に当てはまることとして「つい食べ過ぎてしまう」「体重が減りにくくなった」「メタボリック・シンドロームが気になるようになった」の3項目について質問。いずれの項目でも、“かくれ不眠者”のほうに食欲や肥満に対する危機意識が高い傾向にあることがわかりました。

この結果について、『睡眠改善委員会』は「食べ過ぎの原因のひとつは睡眠不足」にあると分析。睡眠時間が短いと、食欲増進効果のある『グレリン』という物質が多く分泌され、食欲を抑える『レプチン』の分泌量が減るという研究結果があるそうです。

快眠者・かくれ不眠者 調査―睡眠改善委員会

また、体重が減りにくいと感じる理由は基礎代謝の低下が一因だと指摘。睡眠時間はたんぱく質の合成や成長ホルモンの分泌を行うことで、良質な筋肉を養い基礎代謝をアップさせる大切な時間です。睡眠不足による筋肉量や基礎代謝の低下は、消費エネルギーが低下し結果として体重も減りにくく感じてしまいます。

米国スタンフォード大学の調査では、睡眠時間6~7時間の人が最も肥満度が低く、それより短くても長くても肥満度が高くなることが判明しています。「まずは、睡眠の改善を見直すことが、ダイエット成功への第一歩になる」のだそうですよ。夏の体力キープのためにも、良い睡眠をとることを心がけてみてはいかがでしょうか。

かくれ不眠チェックシートー睡眠改善委員会ウェブサイトより

『睡眠改善委員会』では“かくれ不眠者”とは、「睡眠上のトラブルがあり、睡眠に対する悩み度が中くらいで対策をとっていない」人と定義しています。同委員会サイトでは、『かくれ不眠チェックシート』を公開。私もついやってしまいましたが、1個以上チェックを入れると“かくれ不眠”に認定されちゃうみたいです。真の快眠者ってなかなかハードル高そう……っていうか正直、このシートをノーチェックでスルー出来る人がうらやましいです!

「快眠者・かくれ不眠者 調査」調査概要
調査対象は20~40代の男女832名(快眠者416名/男性208名、女性208名、かくれ不眠者416名/男性208名、女性208名)、調査期間は2011年2月22日~25日。

『睡眠改善委員会』
エスエス製薬のスポンサーにより、健康を維持するには睡眠も大切な要素であると世の中に啓発するために、睡眠の専門家が集まって発足した組織。
 

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Kyoko Sugimoto

京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。

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