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見た目にアウト?セーフ?『亀の手』とやらを食べてみた結果

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筆者はある友人からちょいちょい珍しい食材をいただくことがあるのですが、今回いただいた食材はこれまでの中でも群を抜いたインパクトがありました。

亀の手

皆さんは『亀の手』というものをご存知でしょうか?人気漫画『美味しんぼ』やテレビ番組などでも紹介されたりして、「名前くらいは知っている」という人は意外と多いかもしれませんね。しかし食べる文化のない地域が多いことや流通の少なさも手伝って、実際これを食べた事のある人はかなり少ないのではないでしょうか。

亀の手とは

海辺の岩肌やテトラポットなどに付着している固着動物で、見た目は貝に見えますが実は甲殻類に分類され、カニやエビの仲間なのです。フジツボの遠い親戚にあたります。

岩に付着して動かない生き物がカニやエビの仲間だなんて、不思議ちゃん過ぎる生き物ですよね。

スケルトン仕様のパッケージから禍々しいオーラが溢れ出ています。これから始まる戦いがハードなものになるであろうことが容易に想像されます。

ではまず開封の儀を…

うっ・・・

食べ物に関して、見た目より味の良し悪しを重要視する日本人といえど、これはさすがに食欲が湧かないにも程があるというものではないでしょうか。

中には返り血が付着しているように見えるものもあり、亀の手の戦闘力の高さが伺えます。これは過去に100匹くらい殺ってる爪ですわ。

しかしこれだけ見た目がアレですと、初見ということもあってか本気で食欲が湧きませんでした。

じゃあ一体どうすればいいのでしょうか。そこで「なら、見た目を良くすればいいんじゃね?」という発想に至ったのです。

こう見えてこの筆者、ナウいセンスには若干の自信があります。
綺麗に盛り付ければ食欲も湧くだろう」と頑張ってみた結果。

よりキモさが際立った気がします。巨鳥の足じゃあるまいし。

すいません。全然ダメでした。

やはり見た目より実を取ることが賢明ということなのですね。

ではまず下ごしらえですが、ザルなどにあけて表面を水洗いします。鋭利な部分があるので手を切らないように注意して下さい。爪が狙ってますよ。

次に鍋に亀の手が浸るくらいの水を入れ、小さじ一杯ほどの塩を入れて茹でます。沸騰したらアクを取りつつ5分~10分ほどでサッと水洗いして完了です。茹で時間が早いとコリコリ感が残ります。

では・・・

ではでは・・・・・・

いよいよ観念して、爪の根元になる茶色い部分を掴んでクルクルっと巻くように取ると、皮が剥けて中の筋肉が現れます。この筋肉こそが亀の手唯一の可食部分になります。

中身の形は個体によってまちまちなようですね。

肉を歯に挟んで引っ張ってみると簡単に殻から外れました。

では、いよいよ口に含んでみた結果……

あら、おいしい・・・・

食感は柔らかくぷりぷりの貝のようで、味はカニとエビの中間のようなクセのない味わいです。生臭みとかは全然ありませんでした。貝やカニやエビが好きな人には、全く違和感なく受け入れられる味だと思います。そして結構汁気があるんですが、味噌汁の具にすると素晴らしい出汁が出るとのことです。

日本酒にもぴったりなこの亀の手を食べ続けていると、あ~ら不思議、最初あれだけ強く感じていた見た目の抵抗感が綺麗さっぱり消え去っていました。まるで小さい頃地味だった幼馴染が大人になったら綺麗になっていたときのような、まるでクラスの地味な女子がメガネを外したら実は美少女だったときのような驚きと興奮といえば、分かる人には分かっていただけるのではないかと思います。

今後もし岩場で亀の手を見つけることがあるならば、ぜひ幼馴染とメガネを自らの手でもぎ取りたいと思います。

そしてこの亀の手は美味しいだけでなく、コハク酸やミネラルも豊富に含まれているので、疲労回復や滋養強壮に効果があると言われています。亀の手は周りで売っていない地域の方が多いのでしょうが、ネット通販でなら割とあちこちで購入できるので、ぜひ一度試していただけたらと思います。

それにしても、この亀の手ってやはり何かに似てるんですよね~。
いえ、『亀の手』にではなくて・・・

ぜひ『ズゴックの爪』として創通・サンライズとコラボしてみたらいいんじゃないですかね。いや、割とマジでいけると思いますよ!

※写真は全て筆者撮影

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
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