【日本幕の内弁当協会】弁当屋ほっともっとの「特撰幕の内弁当」はウマイ! 心に響く味

今回の連載「日本幕の内弁当協会シリーズ」は、弁当屋ほっともっとの「特撰幕の内弁当」を実際に食べてレビューする。
たくさんの食材が楽しめる、すべてのおかずが主役の幕の内弁当。良い幕の内弁当は、すべてのおかずが共に相乗効果で、味覚に響く味を生む。その魅力をお伝えできれば幸いである。
弁当屋ほっともっとの「特撰幕の内弁当」の具構成
ほっともっとの特撰幕の内弁当の具構成は、唐揚げ、すき焼き、鮭、だし巻き玉子、ちくわ天、エビフライ、野菜煮物、ニンジンなどの和え物、漬物、ライス。あらゆるおかずが楽しめる幕の内弁当として、まさに優等生ともいえるおかずラインナップの多さ。
はたして、心に響く味なのか? 実際に食べてみた。



たけのこの存在と春を感じさせるたけのこごはん
ごはんは白米がデフォルトだが、プラス150円で、たけのこご飯に変更可能。季節を感じられるグレードアップした幕の内弁当が楽しめるわけだ。
とても薫り高い、たけのこの存在と春を感じさせるたけのこごはん、たまらなく美味。

ありがとう唐揚げ
お弁当の定番といえば、唐揚げ。これがなくてはお弁当として物足りないと感じる人もいるはず。大丈夫、特撰幕の内弁当にもしっかり入っている。
身がしっかりしていて、衣が薄いので、鶏肉そのもののおいしさを堪能できる逸品。唐揚げを食べてからたけのこごはんを食べる。最高か? ありがとう唐揚げ。こんなにもおいしいひとときをありがとう。


お弁当の王様はエビフライ
お弁当の定番が唐揚げだとすれば、お弁当の王様はエビフライだろう。食べるとシャリッと衣が崩れ、一気に旨味エキスがあふれ出す。衣がしっかりシャリシャリ感がある点が素晴らしい。そしてその中にはプリップリのエビ。
エビフライも素晴らしいが、のせられているタルタルソースもたけのこごはんにマッチ。めちゃくちゃ贅沢な魅惑のテイスト。

シャケとごはんって相性が良すぎる
忘れてはならない存在、それがシャケ。ガッ! と食べて、グワッ! とたけのこごはんを食べる。すると、イイ感じに仕上げられた鮭の塩味と旨味が米粒ひとつひとつに融合して、言葉にできない心地良さをもたらす。
どうして、シャケとごはんって、こんなにも相性が良いのだろう。食べれば食べるほど、相性の良さを実感。特にたけのこごはんとの相性はバツグンで、ほんのり甘くて香ばしいたけのこごはんが、シャケの塩味をグッと引き立てているように思う。

そして、玉子焼き。これ、とても小さいサイズだけど、その役割は大きい。唐揚げ、エビフライ、シャケを堪能してからの玉子焼きは、甘味をギュンギュン感じさせて味覚をニュートラルに戻す。
旨味からの甘味で味覚が潤う玉子焼き
玉子焼きがあるだけで、お弁当のすべての味をベストな着地に持っていってくれるし、まとめてくれる。旨味からの甘味で味覚が潤う。小さいけれど巨人。それがお弁当における玉子焼き。

幕の内弁当の魅力は「すべてのおかずが主役」
今回の日本幕の内弁当協会シリーズは、弁当屋ほっともっとの「特撰幕の内弁当」を実際に食べてレビューした。幕の内弁当の魅力は、すべてのおかずが主役で、主役同士がお互いの魅力を高め合い、相乗効果でグンとおいしさと満足度を昇華させている点だ。
おかずを食べれば味覚に響き、おかずとおかずを食べればケミストリーが生まれて心に響く、まさにオールスター弁当。今後も、幕の内弁当の魅力をお伝えしていきたい。
(執筆者: クドウ秘境メシ)

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