新ガンダムは小学生とその親世代がターゲット 『機動戦士ガンダムAGE』が10月から放映へ
バンダイナムコゲームスは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の新シリーズ発表会を開催。10月からMBS・TBS系列で放映される『機動戦士ガンダムAGE(エイジ)』と、『ガンプラ』やおもちゃ、ゲームなど関連製品の展開が合わせて発表されました。
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テレビアニメ『機動戦士ガンダムAGE』は、主人公フリット・アスノとその息子アセム・アスノ、アセムの息子でフリットの孫となるキオ・アスノの3世代にわたる主人公が登場するという、壮大なストーリーが特徴。主人公が搭乗するガンダムも世代ごとに進化していくだけでなく、パーツの換装によるカスタマイズが可能というコレクター泣かせな仕様となっています。ターゲットは初めてガンダムシリーズに触れる小学生と、過去にガンダムシリーズを観てきた親世代。監督を務める山口晋氏は、大人の鑑賞に耐える設定や考証は押さえつつ、「通俗娯楽として楽しめる作品にしたい」とコメントしていました。
ストーリーとシリーズ構成を担当するのは、レベルファイブ代表取締役の日野晃博氏。バンダイナムコゲームス代表取締役副社長の鵜野澤伸氏から、本作品のゲーム化ではレベルファイブが開発を担当し、大作RPGとして制作されることが発表されました。発売時期や対応ハードはこの場では発表されていません。
おもちゃの展開は、『ガンプラ』とフィギュア、主人公がガンダムを機動するアイテム『エイジデバイス』、主人公のパートナーとして過去の作品でも活躍するハロ、店頭に設置するゲーム機が連動する『ゲイジングリンク』の仕組みが目玉となっています。
『ガンプラ』の新シリーズ『AG(アドバンスドグレード)』は、劇中に登場するモビルスーツを1/144スケールでプラモデル化したもの。工具や接着剤が要らず、塗装も不要なので、小学生や初心者でも簡単に組み立てが可能。ICチップ『ゲイジングチップ』が1枚、付属しています。
フィギュアシリーズ『GB(ゲイジングビルダー)』は、1/100スケールの彩色・組み立て済みフィギュア。モビルスーツ間や別売りのパーツに換装してオリジナルのモビルスーツをカスタマイズできます。こちらは『ゲイジングチップ』4枚を搭載。
『エイジデバイス』は、主人公アスノ家に伝わる、ガンダムを機動するキーアイテムを商品化。キャラクターボイスや効果音を収録するほか、7種類のゲームを遊ぶこともできます。
『ゲイジングハロ』は、ハロをモチーフにしたおもちゃ。『ガンプラ』やフィギュアをスキャンする機能があり、自分の手持ちのモビルスーツを画面に登場させてゲームで遊ぶことができます。
『ゲイジングバトルベース』は、おもちゃ売り場など店頭に設置する無料ゲーム機。『ガンプラ』やフィギュアに搭載した『ゲイジングチップ』をスキャンすることで、手持ちのモビルスーツを画面に登場させ、バトルシミュレーションゲームを遊ぶことができます。フィギュアでパーツ換装によりカスタマイズした内容はゲームにも反映され、モビルスーツの強さが変化。このゲームで遊んだ戦績は『エイジデバイス』に記録でき、『エイジデバイス』本体をレベルアップして次回のゲームを有利に進めることができます。『ゲイジング ハロ』は、この『バトルベース』の自宅版としても動作。『エイジデバイス』と連動します。
このほか従来の『ガンプラ』シリーズとして『HG(ハイグレード)』、『MG(マスターグレード)』、1/48スケールの『メガサイズ』が予定されているほか、おもちゃ売り場やアミューズメント施設に設置するカードゲーム機『ガンダムトライエイジ』なども予定されており、家庭用ゲームも含め周到な展開が用意されています。小学生の親となった“ガンダム世代”のサイフを狙い撃ちといった様相を呈していますが、子どもたちを巻き込んだ新しいガンダムブームが起こりそうな予感。従来ファンの反応も含め、今後に注目できそうです。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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