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仏陀の瞑想法『ヴィパッサナー瞑想』に行ってみた。

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今年9月は5連休のシルバーウィーク。加えて休暇を4日取り、更に土日を2日付け加えて11日の連休にまで合体させて9月16日〜9月27日の『ヴィパッサナー瞑想コース』に参加してきました。
8月に申し込んだ時点でセンターからは丁寧なメールで「テントなら空いていますよ」とのこと。連休ともあり宿舎は満員とのことです。

外房線で千葉の茂原駅に向かい、そこから更に20分程バスに揺られた後、ヴィパッサナー千葉瞑想センター『ダンマーディッチャ』に辿り着きました。

そもそも『ヴィパッサナー瞑想』とは

苦悩を根絶するための実践法であり、人生において直面する困難や問題に、冷静でバランスのとれた態度で対処することができる心の浄化法で、個人が社会に積極的にかかわり貢献するための、生きる技とのこと。
(公式サイトより)

初回のコース参加には最低10日の滞在が必要であり、またコース期間中は決められた以下のルールを厳守しなければいけません。

○聖なる沈黙
すべての生徒は、コースの開始から最終日の午前中まで(10日間)聖なる沈黙を守らなければならない。

○外部との接触
コース期間中は、コース敷地内に留まらなければならない。
指導者の許可を得た場合以外はセンターの外へ出ることができない。
手紙、電話、および訪問者など、外部との連絡もコース終了まで受けることができない。

○筆記、読書、音楽
楽器の演奏やラジオ等の使用は禁止されています。書物や筆記用具などの持ち込みも認められていないです。(携帯やPCも初日に受付に預けます)

他にも酒を飲まない、性行為をしない、生き物を殺さない等、厳格な規則に従うことが要求されます。
要約すると、一切無音の状態で心静かに誰とも話さず10日間ひたすら瞑想に没頭しなさいということになります。
またコース中食事はついてきますが、朝と昼の2回の菜食と夕飯はフルーツのみになります。
味は質素ですが、インド風精進料理で豆カレーやサラダなどの主食+2品という感じです。

実はヴィパッサナー瞑想は、インドで最も古い瞑想法であって、あのゴーダマブッタが悟りを開く為に用いた瞑想法であり、
歴史は2500年以上ともいわれていて、そんな奥義を10日間で覚えるのですから、スケジュールは非常に濃厚です。

午前4時: 起床
午前4時30分~6時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前6時30分~8時: 朝食と休憩
午前8時~9時: ホールにてグループ瞑想
午前9時~11時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午前11時~12時*: 昼食
午後12時~1時: 休憩および指導者への質問
午後1時~2時30分: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後2時30分~3時30分: ホールにてグループ瞑想
午後3時30分~5時: ホールまたは自分の部屋で瞑想
午後5時~6時: ティータイム
午後6時~7時: ホールにてグループ瞑想
午後7時~8時15分: 講話
午後8時15分~9時: ホールにてグループ瞑想
午後9時~9時30分: ホールにて質問
午後9時30分: 就寝

1日10時間の10日間で100時間瞑想して初級コースが終了するというストイックな時間割です。

実際に経験すると15分で分かります。足が痛いです。

イスの生活が大半を占める中、胡座の姿勢で過ごすことは多くないと思います。久々に座ってみると股関節の負担はかなり大きいことを痛感します。

毎日午後7時の講話の授業が2時間あり、瞑想時における心の持ち方や、修行に取り組む為の精神論を、音声で聴いていきます。
講話には日本語訳の音声で解説がありますがパーリ語の専門用語が飛び交っています。
「痛みも常にながれているアニッチャ(無情)の感情である痛みの感情を見つめてください」
「足を崩したい時は強い決意のアデッターナの心を持ってください」
「サマーディを高めてくだい」等々‥
仏教界の業界用語が続きます。がなれてくると自然に話しが入ってきます。

またコース10日間の内、最初の3日は鼻口に意識をおく呼吸法の練習、4日目の午後からはヴィパッサナー瞑想の練習、最終日には別の瞑想も加わります。

詳しい瞑想法については指導者でないと説明してはいけないことになっていますので、内容については実際に参加してみることをお勧めします。

では10日間、100時間瞑想コースを終えてみて実際に何が変わったか‥ということですが
帰ってきて1日目でもあり、個人差はあると思いますが

○目の前の出来事を反射神経的に反応することがなくなり、そのままの姿で捉えることが出来る様になった。

○沸き上がる感情と、思考とを分離して考えることができ、思考がクリアになった。

○無音状態による耐性がついたので、無駄なこと(テレビをつけっぱなし等)しなくなり行動がシンプルになった。

というのが今のところの実体験での変化です。

長時間の無音状態で自分の心と対話したり、ましてはインターネットやSNS等との遮断は現代社会では実は簡単なことではなかったりします。

あなたも自分と向かい合う10日間の旅で、自分を見つめてみてはいかがでしょうか。
基本、コースは無料です。体験された参加者の寄付で運営されているとのことです。

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