【ガジェモニ】電子メモパッド『Boogie Board(ブギーボード)』読者レビュー

ガジェモニ『Boogie Board(ブギーボード)』レビュー

ガジェット通信の製品モニター募集【ガジェモニ】『Boogie Board(ブギーボード)』にたくさんのご応募をいただきました。当選された方々から届いたレビューをご紹介いたします。今回は4人の方のレビューを採用させていただきました。

【ガジェ通モニター募集】電子メモパッド『ブギーボード』のレビューをしてくださる方募集
https://getnews.jp/archives/99442

今回はセンチュリー様から電子メモパッド『ブギーボード』をご提供いただきました。

●ハルパパさんのレビュー
・『ブギーボード』が到着
到着した『ブギーボード』の箱を見た時、まず「あれ、こんなに小さいの?」が第一印象でした。『ブギーボード』がA4サイズだと勝手にイメージしていたので、実際の『ブギーボード』はふたまわり以上小さく感じました(写真では、A4サイズのクリップボードと比較しています)。

ハルパパ

写真1:BoogieBoardとA4クリップボード

・どう使おうか
『ブギーボード』が届くまでは、どんな時にどんな風に使おうかなと、あれこれ考えあぐねていました。我が家(妻、子供2人)の近々の問題として“子供たちの春休みに何をするか、どこに行くか”を決める必要があったので、まずは思い思いのアイディアを描き出し合うディスカッションボードに使おうと考えていました……。

だが、あれこれ書くには少々小さい。さらに「このアイディアはいいね」ってものだけを残して、空いたところに新しいアイディアを書き加えていくということができない。そこで、家族会議の議題を“春休みのアクティビティ”から“『ブギーボード』をどう使う?”に変更し、それぞれにアイディアを出してみました。

・まず、使ってみる
実際にあれこれ使ってみないとアイディアは出ないので、各人いじってみました。使い方と言っても、説明書は英語/日本語それぞれでたった1枚。付属のスタイラスで描き、[Erase(消去)]ボタンを押すだけなので、5歳の次男も説明ゼロでいじりはじめました。力加減で細い線も太い線も自由に描けるので、もしかすると指を押しつければ指紋も写せるかな? と思いましたが、それは無理でした。爪なら問題なく描くことができます。

・アイディアその1  かげぐちボード
まずは、気分がムカムカした時に『ブギーボード』を使うという奥さんのアイディアです。机を並べている同僚に常日頃「ケッ」と思っていても、そう簡単に口に出せるものではないので、徐々にストレスがたまってきてしまいます。そんな時には『ブギーボード』に思いのたけを書き殴ってしまいます。もし不意に同僚が近づいてきても瞬時に消すことができますし、Undoもできないので、後になって問題にならない。職場のストレスを家に持ち込みたくないビジネスマンの方、いかがでしょうか?

(次男がインフルエンザ中のため、モデルさんはマスクをしています)

ハルパパ

写真2:コンニャローとなっている例

ハルパパ

写真3:「何描いてあったの?」と聞かれた瞬間の例

・アイディアその2  メッセージボード
この『ブギーボード』が届いた翌日(3/11)に東北・関東大震災が発生し、私の田舎が地震/津波の被害に遭いました。

実家には津波が届かなかったので家は大丈夫とのメールは来ましたが、しばらくの間、固定回線も携帯でも通話ができず、発生の翌日(3/12)にやっと『Skype』で両親の元気な姿を見ることができました。ただ帯域が十分でなかったため、音声も映像もとぎれとぎれで、ところどころをジェスチャーで隙間を補いました。後から思えば、こういう時に『ブギーボード』を使って言葉の部分を補えば良かったなぁ、と思いました。

その後、原発の問題が発生したため、2度避難場所を変えることになりましたが、その頃はまた携帯がつながりにくくなりました。何らかの方法で両親を元気づければと思い、『ブギーボード』にメッセージを書いた写メを送りました。

ハルパパ

写真4:『ブギーボード』でメッセージ付写メール

・使ってみて
『ブギーボード』が届いてからバタバタとしていたため、アイディアをあまり出せなかったのですが、もっと使えば色々な使い道が見つけられそうです。アイディア2のように、写真やビデオチャットと一緒に使うことで、普通の写真や動画に何かプラスアルファしたり補ったりできるのではないでしょうか?。

あと、使ってみて「あったら面白いかな」と思ったのは、スタンプツールみたいなモノ。昔『せんせい』*1 を使った時に、星形等の磁石ありましたよね。スタイラスだけではなく、何か変わり種のペンやスタンプツールがあったら、また違った使い方を見つけられそうな気がしました。

*1:『せんせい』 タカラトミーウェブサイトより
http://www.takaratomy.co.jp/products/sensei/

*   *   *   *   *

●森田飛助さんのレビュー
去る3月5日、6日の2日間「ドキッ!男だらけの温泉大会in草津」に行ってきた。ボクのホームグラウンドである中野で夜な夜な遊びふけっている総勢12名による草津旅行に。せっかくなので『ブギーボード』を携行して。とは行ってもボクは普段から、『ブギーボード』は絶えずカバンに忍ばせてある。この大きさ、軽さがとても気に入って、肌身離さず持ち歩いているのだ。

実は『ブギーボード』が届く前から、とても気になっていたボクはブログなどで『ブギーボード』のレビューを見たりしていて、その大きさや軽さが高評価になっていることは知っていた。しかし実際に手に取ってみると、改めてその大きさや軽さに感動すら覚えた。大きすぎず、小さすぎず。そしてとても軽く。まさに手頃な感じなのだ。

届いたのは夕方だったが、もう翌日からボクのカバンの中に常駐している。本体に記録させておくことができないのは、デジカメで撮影することでカバー。カメラなんて普段から持ち歩いているし、携帯にも『iPod』にもついてるしで、記録できなくて困ることはない。むしろ残りのページ数を気にすることなくガシガシと書くことができて、ボク的には紙のメモよりがぜん便利だ。愛してやまないガジェットのひとつになった『ブギーボード』。当然のように温泉にも連れて行った。

まず一次集合場所として中野駅前の喫煙所で集まった後、二次集合場所でとして新宿に移動。さすが新宿、朝から多くの人たちが集合場所として利用している。こちらも負けずにカバンから颯爽(さっそう)と取り出すは『ブギーボード』。「中野だめんず会御一行様」と書いて掲げるも……うむむ……遠くからの視認性が低くてダメだなぁ……。

だけど早速「なにそれ?」って感じで仲間内ではざわざわ盛り上がる。そもそもオタクの集まりであるボクらにとっては、恰好(かっこう)のオモチャである。新しいガジェットは“仲間に自慢する”というのも活用方法のひとつであると思う。

そんなこんなでバスに揺れること5時間ほどで草津に到着。早速、12名で部屋の割り振りを決めることに。ここでさっきの名誉挽回(ばんかい)とばかりに『ブギーボード』再登場。12名を3部屋に割り振るためのアミダクジを作成する。そうそう、こういう用途に向いてるんだねコイツは。紙を無駄にすることなく、無事に部屋の割り振りも終了。

ブギーボードレポート森田飛助

その後も、夜な夜な当然のように飲みになり、買い出し班にメモとしてボードを渡したり、夜中にふと目が覚め、こっそり温泉に入りに行くときも、同じ部屋の他のメンバーが、ボクがいないことに驚かないように「温泉入ってくるねー」と書き置きメモとして使ったり、活躍の場面は多かった。

決して重くかさばる物でもない『ブギーボード』。カバンの中に忍ばせておくといろいろ便利かもしれない。保存機能はカメラ撮影でなんとでもなる。しかし消しゴム機能は欲しいかと。それと、とても愛着が湧いてしまったガジェットなので痛化とかしていきたい。そうなると電池交換できないってのはちょっと……。

バージョンアップする際には、このあたりが改良されるといいなぁ。

*   *   *   *   *

●afterschooljoeさんのレビュー
ガシュモニに当選しました。早速『白箱.COM』様から『ブギーボード』が送られてきました。

私はALSの持病があり、しゃべることが苦手で他人とのコミニュケーションが満足ではありません。 その他の身体的機能は問題がないので、今までは『iPhone』のテキスト画面やテキスト専用端末『pomera(ポメラ) DM20』 *2 を使用して声では不足している意志を伝えてきました。でも、起動までのわずらわしさや、屋外でキーボード入力のしずらさ、また文字だけしか表示できない等に不満を持っていました。

*2:『pomera(ポメラ) DM20』キングジムウェブサイトより
http://www.kingjim.co.jp/pomera/dm20/index.html

そこで『ブギーボード』です。

jo

電源スイッチもなくカバンから取り出したらすぐ使用できます。これは助かります。

そして入力。『ブギーボード』は手書きです。入力も自然、なによりも図形や記号も混在でき、また横に並んで相手に見てもらいながら“会話できる”のでこちらの意志を正確に伝え、理解してもらうのが早いと感じました。 その他、薄型・軽量と携帯に便利、瞬間削除などメリットは数々ありますが、私にとってすばらしいコミュニケーション機器です。

要望もあります。
1.夜間に使いたい
裏面からのLED照明ではなく、上部のケースにLEDランプを組み込むか、オプションで小型ランプを外付けできる程度で良い。

2.現行のサイズの半分程度の小型バージョンが欲しい
などです。よろしくお願いします。

なお、今回のモニター体験を通じてこのような素晴らしいツールに出会えたこと感謝します。ありがとうございました。

*   *   *   *   *
●もりたりょうさんのレビュー
先日、ガジェット通信のモニター企画である【ガジェモニ】に応募しました。10名の募集だったのですが、なんとこれに当選してしまいました。いやまあ、当たればいいなとは思っていたんですけどね。くじ運はあまり良い方じゃないので、ちょっとびっくり。

さて、モニター対象製品は、電子メモパッドの『Boogie Board(ブギーボード)』。アメリカのiMPROV ELECTORONICS社が2010年から販売している商品で、日本国内ではキングジムが輸入販売しています。今回は、株式会社センチュリーさんがモニター製品を提供。裸族シリーズなんかで有名な周辺機器メーカーですね。

・とにかく薄くて軽いっ!!
『ブギーボード』は全7色。ブラック、ホワイト、レッド、ピンク、イエロー、グリーン、シアンとそろっています。あたしはもちろんレッド。今回のモニター募集ではカラーも希望できたので、迷わず赤にしましたよ。
でもって、『ブギーボード』を箱から出しての第一印象は

薄っ!
そして軽っ!

というもの。とにかくもう薄っぺらいのです。

サイズとしては、薄さ(厚さではなく)3.2mm、重量115.8g。数値以上に軽く感じますね、これは。たぶん、画面サイズがそこそこ大きいから、体感的に軽くなってるんじゃないかと。その画面サイズは、182mm × 125mm。まあ、本体がほぼA5サイズで、画面が8.5インチくらいと思いねえ。描画エリアがA5よりも一回り小さいと聞くと、けっこう狭そうに聞こえるでしょ? ところが、実際にはこれがけっこうな大きさなんですね。『iPhone4』と『ブギーボード』、『iPad』(もちろん初代)を並べてみると、それがよくわかります。

もりたりょう

写真1:大きさ比較『iPhone4』『ブギーボード』『iPad』

画面サイズだけで言えば、『iPad』より“ちょっと小さいかなあ?”という程度。つまり、メモパッドとしては十二分な広さを確保できています。そして、薄さと軽さに関しては、比べるのがバカらしくなるほどですね。

もりたりょう

写真2:薄さ比較『ブギーボード』『iPad』

・“起動”プロセスが不要で、サッと書ける利便性
「iPhone4とiPadがあるのなら、今さら別の電子メモガジェットなんていらねーんじゃねえの?」

はい、もっともです。あたしもそう思っていました。とくに『iPad』を買った直後は。実際、取材メモなんかはすべて『iPad』でとっています。ふと思いついたアイデアなんかは、いつも身につけている『iPhone4』でサクッと記録します。もうね、紙なんかいっさい使わなくてもいけるんじゃないかと、しばらくはそう思っていました。

だがしかし。

ノートPCなんかに比べれば、スリープからの復帰時間はほぼゼロと言える『iPad』でも。“メモを取れる状況にするまでの時間はゼロではない”のです。つまり、ホームボタンを押してロックを解除してスリープから復帰。ここまでで1秒から2秒。手書きメモアプリの起動でさらに数秒。メモアプリ内でノートを分けていたりしたら、目的のノートを開くのでまたまた数秒。なんだかんだで、それなりに時間は取られちゃうんですね。もちろん、がっつりと考えをまとめたり、長時間のメモを取るようなときには、無視して構わないほどの時間です。

でもね、パッとひらめいた言葉をメモったり、電話中にちょこっとメモを取る必要ができたときなんかは、このタイムラグがけっこうなストレスになる。

だもんで。結局は紙のメモを使っちゃうんですよね。それも、ちゃんとしたメモ帳やノートじゃなくて、コピー用紙の裏紙という始末。だってね、ちょっとしたメモって、しょせんはその程度で済んじゃうものなわけよ。いちいち『iPad』を準備する必要なんかないし、ましてやデータを保存してPCでも閲覧とか、そんなのまずありえないし。

とゆーわけで、『ブギーボード』。デジタルガジェットかと聞かれれば「イエス」と答えるとは思うけど。使い勝手としてはぜんぜんデジタルっぽくないのです。むしろ、かなりコピー用紙の裏紙に近い感覚。電子メモパッドじゃなくて、ただのメモパッドでいいじゃん。ってくらい。そのくらい、電子っぽくない。

とにかく、“起動”とか“準備”とかいうプロセスがいっさい不要なんだよね。ペンを手にとって書き始める。それだけでいいんだから。ボタンひとつ押す必要がないっていうのは、なかなか新鮮な体験かも。とくにデジタルガジェットにまみれた人にとっては。単機能特化型なんだからあたり前といえばあたり前なんですが、思いついたときや必要なときにサッと書けるこの利便性は、マルチな機能を備えた『iPad』や『iPhone』にはない魅力ですね。

・水性ボールペンに近い滑らかな書き心地
では、肝心の書き心地はどうでしょうか? メモガジェットとしては重要なポイントですよね。結論から言えば、すごく滑らかで書きやすい。てゆーか、認識というか反応の精度が高いんですね。

『iPhone』や『iPad』の手書きアプリをいろいろ使い比べたことがある人ならわかると思うんですが。曲線を曲線としてとらえてくれないこととか、けっこうあるんですよ。文字がカクカクしちゃうの。早く走り書きしたりすると顕著かも。『ブギーボード』はさすがにメモパッドをうたうだけあって、そのへんの反応はピカイチ。トメ、ハネ、ハライなんかもしっかり再現してくれます。このあたりはまさに紙に書いてる感覚に近いですね。

書き心地としては、太目(0.7mmくらい)の水性ボールペンに近いかなあ。まあ、個人的な感覚なんですが。普通のペンって、ちゃんと“ペン先で紙に書いている”って感じがあるでしょ。万年筆とか、ボールペンとか、筆ペンとか、それぞれの感覚がある。太目の水性ボールペンって、その中でもとくに“ペン先の引っかかりが弱い”方だと思うんですが、それに近い感じ。つまり、ペン先が引っかかる感じがせずに、サラサラと流れるように書けるわけ。まあ、この感覚が気に入るかどうかは人それぞれだと思いますが、個人的にはかなり好きですね。筆圧が弱めで、走り書きっぽい書き方をする人には向いてるんじゃないかな。

あと、いちおう筆圧の感知もしてくれます。いちおう、っていうのは、あたし自身が筆圧を使い分ける必要を感じてないから。書道じゃあるまいし、それほど必要はないと思うんですよね。ただ、機能としてはしっかり備えてるので、使い方次第ではおもしろくなるかもしれません。

・置いた手を認識しないから、まさに紙感覚で書ける!
『ブギーボード』の画面は感圧式です。つまり、付属のスタイラスペンを使わなくても、なんでも書けちゃうんです。

もりたりょう

写真3:なんでも書けちゃう

これで最初、ちょっと心配したことがあります。大きな画面に文字を書く以上、手を画面上に置くことになりますよね。そりゃまあ、筆のように浮かせて書く人もいるかもいるかもしれませんが、普通は手を置くわけです。そうすると、その手の動きを感知して、意図しない書き込みがされちゃうんじゃないかと。

実際、静電式の『iPad』の場合、誤検知を防ぐためのエリア設定ができるアプリとかありますしね。手書きのメモガジェットでは、避けて通れない問題と思っていたわけですよ。しかし、これもまったくの杞憂(きゆう)でした。どういう閾(しきい)値設定になってるのかは知りませんが。この『ブギーボード』、指で書こうとしてもまったく認識してくれないんですよね。当然、置いた手もまったく無視。つまり、感知するのはペン先のみ。意図しない感知はまったくされないんです。安心して、紙感覚で書けるというのはうれしいですね。

ちなみに、爪の先なら書けます。

もりたりょう

写真4:さまざまなもので書いてみる

こちらの写真は、上から順に、爪、つまようじ、付属スタイラス、市販スタイラスで書いてます。書き心地は市販のスタイラスが一番なんですが、文字の太さとしてはつまようじが最適かも。ペン先がものすごく細いスタイラスを自作してみるのもヨサゲかなあ。うん、今度、材料を検討してみよう。

もりたりょう

写真5:付属スタイラスと市販スタイラス

・電池を気にする必要がないという解放感
『ブギーボード』を使っていて、デジタルガジェットっぽくないと思う理由。そのひとつが、電池を気にする必要がないってことじゃないかと。だってね、充電する必要がないんですよ? 『iPhone』なんか、毎日充電するだけじゃ足りなくて、バッテリ内蔵ケースまで使ってるとゆーのに。

『ブギーボード』では、書き換え――つまり、画面を消去するときだけ、電気を使うようで。書くのにも、書いた内容の保持にも、電気は食わないみたい。なるほど、内蔵の電池だけで10年以上保つわけだ。ちなみに、スペック上は5万回の書き換えが可能になっていて、毎日10回の書き換えで13年間保つそうな。電池交換はできないんですが、これだけ保てばそりゃ交換の必要ないよね。てゆーか、先に本体が壊れそうな気がするし。

とにかく、電源のことをいっさい気にしなくていいってゆーのは、ものすごい解放感。あらゆるデジタルガジェットがこんな風に使えたらいいのにね、ホント。

そうそう、書き換えのための“[Erase(消去)]ボタン”ですが、かなりしっかり押し込まないと動きません。軽く触れたくらいでは動作しないので、内容を保持したままカバンに放り込んでも大丈夫かも。まあ、絶対ではないので保証はしませんけどね。

・背景と文字のコントラストはもうちょい強い方がいいかも
“書く”ということに関しては文句なしの『ブギーボード』なんですが。画面のコントラストに関しては、もっと強くはっきりしてた方がいいかなあ。

写真だとわかりにくいかもしれませんが、黒背景に対して、文字の色が微妙なんですよね。とくに、薄暗いところではものすごく読みにくい。なんてゆーか、黒い背景にグレーの文字で書いたみたいな感じかな。紙に書いた文字を読むには問題ないくらいの薄暗さでも、『ブギーボード』だとちょっと厳しいかも。暗いところで読むには、やっぱり液晶画面の方が読みやすいですね。

ただし。照明が直接当たるような明るいところなら、蛍光塗料で書いた文字のようにはっきりと浮かび上がって見えます。さらに。直射日光の下で使うとき。これがめちゃくちゃ見やすいの。液晶では画面なんか何も見えなくなるけど。白い紙だってかなり厳しくなるけど。黒背景の『ブギーボード』だと、えらく見やすいんですよね、驚くことに。

とゆーわけで。明るさを抑えた建物内では、照明の真下でないとちょっと読みにくい『ブギーボード』ですが。逆に明るいところではものすごく読みやすいガジェットだと言えます。個人的には、屋内での使用がメインなので、もうちょいコントラストが欲しいところかなあ。でも、屋外での使用には最適なので、スポーツシーンとか良く合うかもしれません。薄くて軽くて持ち運びにも便利だし。

・まとめ
最初は「データの保存ができないデジタルメモってどうなのよ?」と思った『ブギーボード』ですが。使ってみて納得しました。このガジェットはこれでいいんです。むしろ、これがいいんです。清々しいまでに単機能に特化したからこその使い勝手なんでしょうね。うん、アメリカで大人気というのも分かる気がします。

価格に関しては、安くもないけど高くもないといったところでしょうか。適正価格かといえば適正なんでしょうけど、もうちょっと安いともっと爆発的に売れそうな気もするし、微妙なところかも。まあ、こーゆーのが好きな人にとっては価格以上の価値があると思うし、そうでない人にとっても、十分に価格に見合った使用感は得られると思いますよ。

*   *   *   *   *

レビューをしていただいたみなさま、ありがとうございました。


●提供・ご協力
今回のモニター製品のご提供は「株式会社センチュリー・白箱ドットコム様」です。
●製品ページへのリンク
 ブギーボード
  ブラック:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000006/
  ホワイト:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000021/
  レッド:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000009/
  ピンク:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000010/
  イエロー:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000013/
  グリーン:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000012/
  シアン:http://www.sirobako.com/shopdetail/005004000011/

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