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日本にパンダがいないわけじゃない 首都圏にいなかっただけだ

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天漢日乗

今回は移山盧主人さんのブログ『天漢日乗』からご寄稿いただきました。

日本にパンダがいないわけじゃない 首都圏にいなかっただけだ
昨日、毎日放送(MBS)の『ちちんぷいぷい』で、角さんが「何で、あんなパンダパンダ騒いでるの? 関西にはパンダたくさんいるやん」という趣旨のことを言ってたけど、単に上野からパンダがいなくなったのを補充したのが、中東情勢より大ニュースなのが“日本のマスコミ”らしい。

そうですか、“神戸や白浜のパンダは「日本のパンダじゃない」”んですか、在京メディア。アホか。

一方で、中東のリビアでは“市民の虐殺”が白日の下に遂行されている。アルジャジーラとかCNNが“犠牲者の映像”(出所がよくわからないという一部の指摘があるのだが)を流しているけど、日本のメディアは規制があって、遺体の惨状は伝わらない。“頭部・頚部(けいぶ)銃創”を始め、何によるものかは分からない、大きな腹部損傷も見受けられる。この辺り、2月21日付の毎日新聞が伝えている、医師の話の通りなのかも。

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(前略)
医師は治安部隊側が「機関銃や対空機関銃でデモ隊を撃っている」と証言。19日には弾圧で死亡した市民の葬列にまで発砲したという。傷は頭部やのどなど上半身に集中し、治安部隊側の「殺意」が垣間見える。医師は「デモは平和的に行われていた。参加者には弁護士や医師などもいた」とも話した。
別の病院に勤務する医師は19日の電話取材に「院内は負傷者や遺体でいっぱいだ。こんなにひどい状況は見たことがない」と泣き崩れた。
15日に反体制デモが始まって以来、ナイフなどによる負傷が多かったが、デモが激化した17日以降はほとんどが銃創になった。
複数のベンガジ住民によると、治安部隊は市内の兵舎を拠点にしている模様。19日には「戦車が砲撃している」「ヘリコプターが上空を舞い、銃声や爆発音が聞こえる」と話す住民もいた。
「アフリカ系の雇い兵が投入されている」との証言も相次いでいる。ベンガジの東方約200キロの町デルナの男性住民は取材に「拘束した雇い兵が、リビア政府から13万ドル(約1080万円)の報酬を約束されたと告白した」と語った。住民側は自警団を組織し治安部隊を撃退しているという。
(後略)
*****
「リビア:デモ隊に発砲“大量殺人だ。世界に知らせてくれ”男性医師が惨状証言」2011年2月21日『毎日新聞』
http://mainichi.jp/select/world/news/20110221ddm002030117000c.html

傭兵(ようへい)投入ならば、“相手が誰であろうと、命令されれば殺すのが仕事”だ。残虐な兵器を使おうが、“仕事さえ完遂できればよい”のである。しかし対空機関銃で人間を撃つって、何だよ。

こうしたことはパンダより価値が低い情報なんだろうな、在京マスコミ。

で。“パンダの方が、中東情勢より大事だとする民放や新聞社”に、“広告を出稿しているスポンサー各社”は国民の知る権利を、在京マスコミが覆い隠している行為に荷担してるわけなんだけど、もちろんそれは合意の上での広告出稿なんだよね?

執筆: この記事は移山盧主人さんのブログ『天漢日乗』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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