枝野官房長官、新聞の世論調査と国民の世論は「イコールではない」

edano.jpg

 枝野幸男内閣官房長官は2011年2月18日午後、ネットメディアやフリージャーナリストにもオープン化された定例の記者会見において、新聞の世論調査と国民の世論は「イコールではない」という考えを述べた。

 同会見は質疑応答から始まり、ニコニコ動画の七尾功記者がニコニコ動画の中継を見ている視聴者からの質問を代読。「月に1回、新聞の世論調査に対する受け止めについて質問されることが多い。この『世論調査』についてどう考えているか」と問いかけた。これに対し枝野官房長官は「国民の世論は民主主義であるので重視をしなければならない」と前置きをした上で、「(世論調査は)国民の世論を認識する上でひとつの有力な”材料”であると思っているが、(新聞の世論調査と国民の世論が)イコールだとは考えていない」と答えた。

 また、同じく七尾記者が「ロシアが韓国企業と北方領土で合弁事業を交渉している件や、昨日17日衆議院議員16人の議員が民主党会派から離脱願いを提出するなど国内外で政権を揺るがしかねない出来事が続いている。こうした時こそ、総理自らが国民に考えを示す、国民と対話をすることが必要だと思う。どう考えるか」と視聴者からの意見を投げかけた。枝野官房長官は「総理が国民に直接話をすることは重要。そうした声、意見があることを含めて総理の考えが伝わるように、私の立場としても進めていきたい」と前向きな姿勢を明らかにした。

枝野幸男 内閣官房長官 記者会見生中継
「新聞の世論調査と国民の世論は『イコールではない』」部分より再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv40742014#15:13
(番組はタイムシフト機能で2011年2月22日まで視聴できる)

丹羽一臣

【関連記事】
民主議員、党執行部に「マニフェストへの原点回帰」要請
枝野官房長官「各閣僚が会見のオープン化に努力するよう伝えたい」
官房長官記者会見がついに「オープン化」 ネットメディアも参加可能に

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. 枝野官房長官、新聞の世論調査と国民の世論は「イコールではない」
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。