【Interview】この春再スタート!国内最大ライドシェアサービス「notteco」の未来を追う

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日本初のライドシェアサービスとして、数年前にリリースされた「のってこ!」。

クルマを相乗りすることで、ドライバーはガソリン代の負担を減らし、同乗者は交通費を安く済ませることができるという、エコなサービスだ。

そんな「のってこ!」は、諸事情により一時停止していたのだが、この春、装い新たに再スタートを切った。

名称も「notteco」に変更。国内で定着している長距離バスや、LCC(格安航空会社)にどう立ち向かうか、今後の動向に期待がかかる。

全面リニューアルを手がけた、Costyleの代表取締役、三輪 航平(みわ こうへい)氏に、話を聞いた。

・レビュー機能とSNS対応でマッチングの確率アップ

Q1:まずは、旧「のってこ!」をリニューアルするに至ったきっかけと経緯から、お聞かせください。

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旧「のってこ!」さんは、「シェアリングエコノミー」という言葉が世間一般に普及する前の、2007年頃から運営されていましたが、当時はスマホも普及しておらず、掲示板のような形式で、PCとガラケーでサービスを提供していました。

しかし、近年ではシェアという概念が認知されるようになり、またスマホやSNSなどが普及したこともあって、ライドシェアが普及しやすい環境が、整ってきました。

ここ数年、既存ユーザーからもスマホ対応や、その他機能のアップデートの要望を多くいただいていたので、このタイミングで、大幅にリニューアルするに至りました。

Q2:今回のリニューアル版と旧サービスとの違いについて、教えてください。

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スマホ対応に加えて、一番大きなポイントは、レビュー機能の充実とSNSシェアリング機能の追加です。

狭い空間を、他人とシェアするライドシェアにおいて、相乗り相手を判断する材料は、非常に重要です。

そのため、ユーザー同士の定性評価に加えて、定量評価や、ドライバーに対する運転技術評価等も、追加されました。さらに、評価や開示状況に応じて、インセンティブを与える設計となっています。

SNSシェアリングでは、事前に同意をいただいたユーザーについては、「ライドの新規登録」「最高評価を、他ユーザーから受けた」等の場合、Facebookのタイムラインに、ポスティングされる仕組みとなっています。

「せっかく、ライドを新規登録したのに、誰も乗ってくれなかった」といった声も従来から多かったので、SNSと連携することで、人の目に触れる機会を増やし、マッチングする確率を上げていければ、と考えています。

・人とのつながりを感じる暖かい社会になってほしい

Q3:今後の展開について、教えてください。

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「notteco」運営開始以降の、約8年間にわたる数万件のライド情報を見てみると、その8割が東名阪でのドライブ、目的のほとんどが「帰省」と、限定的なユーザーにしか、利用されておりません。

さらに、ユーザーの属性は、節約志向の強いコストハンター系が、メインとなっています。

今後は、少しでも多くの方にサービスを認知してもらうため、積極的にプロモーション活動を、行っていく予定です。

また、既存の節約志向系ユーザーに加えて、コミュニティ系ユーザー獲得のための施策も、行っていく予定です。

Q4:「notteco」は、これから日本の社会で、どんなふうに育っていくのでしょうか。未来への展望について、お聞かせください。

「何度でも長距離移動したいけれど、交通費がネックとなっている人」に、格安で長距離移動できる手段の一つとして、認知されるようなサービスに育ってほしい、と思っています。(中略)

「notteco」のような、格安で長距離移動できる手段が、日本に普及することで、人の移動が活性化し、地方創生にも貢献できると、期待しています。

「notteco」を通じて、同じ目的や同郷同士の交流が増え、希薄化した人間関係が活性化し、人と人とのつながりや暖かさを感じられるような社会になることを、願っています。

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Techable

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