ジャック・ホワイトがジェイ・ZのTIDALを擁護、「映画も無料にする気?」
何かと話題のジェイ・Zの高音質音楽配信サービス“TIDAL”に関する質問に対し、ジャック・ホワイトが自身のレーベル、サードマン・レコードのサイトで回答している。
音楽を大切にすること、アーティストたちが自身の作品で生計を立てられるようにすることを、Q&Aを通じて強調しているホワイト。TIDALが利害関係にある大物アーティストたちを公表して以来、同社を悩ませている批判に触れ、「まずアーティストが所有するストリーミング・サービスというのが最初にあるだけで、金持ちがもっと金持ちになろうとするものではない。苦労しなくて済むポジションにいる影響力を持たないアーティストに可能性を与えるには、人々の注目を集められるアーティストが必要なんだ。俺を信じてくれ。サードマン・レコードには、メインストリームでは聞いたこともない、発言力も権力もないようなアーティストが大勢いるんだ」と論じている。
TIDALが“エリート主義”だと言われていることについては、「エリート主義者ってどんなんだ? 誰が弱いやつの代弁をするのさ?」と反論している。
また、ホワイトはそのアーティストが既に裕福だったとしても、音楽にお金を払うのがなぜ重要なのかを述べている。「映画も無料にすべきかい? 食べ物は?」と尋ねてから、映画業界を引き合いに出し、「スティーヴン・スピルバーグに対して、あなたの映画を観るのにもうお金を払う必要はないって言うの? 僕たちから十分儲けたからねって? 彼は新作を無料で見せなくちゃいけないのかい?」と話している。
最後に、将来的にはサードマン・レコードの全カタログをTIDALに載せたいと話すホワイト。現在はサードマンのPlatinum Vault購入者に対し、TIDAL上で割り引きサービスを提供している。
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