園子温監督『ラブ&ピース』原作本が発売 斎藤工さんが「“本当”を教えてくれた!」と語る意味とは?

『ラブ&ピース』新メイン

園子温監督が“愛”をテーマに描いたオリジナル作品『ラブ&ピース』。6月27日(土)の映画公開に先駆け、園監督による描き下ろしの絵本と25年前の想いをつづった私小説が一冊になった原作本『ラブ&ピース』(幻冬舎)が発売となります。

『ラブ&ピース』

2015年夏、東京。平凡なサラリーマン鈴木良一(長谷川博己)はデパートの屋上で1匹のミドリガメと目が合い、運命的なものを直観。あきらめた夢、まともに話せないが恋心を抱く寺島裕子(麻生久美子)への想い、彼の人生を奪いかえすために必要な最後の欠片(ピース)、それがミドリガメだった! ――約半年後、大人気ロックスターとなり日本中を席巻した良一と裕子の前に、愛を背負った巨大な怪獣“LOVE(ラブ)”が出現。そこで起こった、夢と希望に満ちた奇跡とは……!?

園子温監督 映画『ラブ&ピース』予告編(YouTube)
http://youtu.be/S_oDoGIVifU

血が出ない、誰も死なない、エロくない(!)という前情報ながら、公開された予告編では相変わらずの園子温ワールドが全開。愛と平和と音楽と特撮怪獣がごちゃ混ぜに詰め込まれており、「鬼才」「異才」と称される由縁を遺憾なく発揮しています。

『ラブ&ピース』原作本書影

原作本『ラブ&ピース』には、本人描き下ろしの力強い絵画に詩のような言葉が載った絵本を掲載。主人公の鈴木良一とミドリガメ“ピカドン”の出会いから始まるストーリーが展開されます。さらに、園監督が自主映画を撮り始めた25年前、映画『ラブ&ピース』のシナリオを書き出した当時の自身を鈴木良一に投影した私小説『鈴木良一の闇』も収録されているとのこと。

元々は高校時代に詩人としてその才能を発掘された園子温監督。映画の予習としてだけでなく、彼の根源に迫ることができるアイテムとなるかもしれません。

なお、原作本の発売にあたり著名人からのコメントも到着。

星野源(俳優・音楽家・文筆家)
「詩を食べ映画を食べた園子温が、極彩色のうんこを撒き散らしながら絵本を食い尽くす」

Chim↑Pom(アーティスト)
「天才は常に正しい。気付いたときには更に10年先に行っている。園子温はそれを証明し続ける」

斎藤工(俳優)
「危ない! 自分はとっくに“東京”に浸食されていた! 危ない! 園さんが“本当”を教えてくれた!」

園監督が教えてくれる“本当”とは果たして……。原作本『ラブ&ピース』は5月27日(水)より発売、定価1400円(税抜き)となっています。

映画『ラブ&ピース』公式サイト:
http://love-peace.asmik-ace.co.jp/

(C)「ラブ&ピース」製作委員会

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よしだたつき

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PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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