3日間で1GBの通信制限アリなのに「さよなら速度制限」!? ワイモバイルのWi-Fiルーター『305ZT』が話題に

305ZT

ワイモバイルのWi-Fiルーター『305ZT』が現在話題になっている。いろいろあるWi-Fiルーターの中で、実質無制限に通信ができるとうたって販売していた『305ZT』。7GBで速度制限がかかるが、その後500円で500MBの追加ができるというもの。その追加500円が何度でも無料になるという『CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン』を行っており、「高速LTEが使い放題!」といったキャッチコピーで宣伝を行っていた。

しかし、4月中旬に突如3日間で通信量が1GBを越えた場合の通信速度制限を開始し、「詐欺だろコレは」となって炎上。『価格.com』の評価欄は、3月より前は比較的高評価だったのだが、
「史上最悪の通信端末」
「詐欺まがい」
「使えない」
「だまされました。」
と怨嗟のコメントがあふれることになった。

価格.com-ワイモバイル Pocket WiFi 305ZT [ラピスブラック]
http://kakaku.com/item/K0000693866/[リンク]

……さて、3月末に仕事の関係でWi-Fiルーターが必要になった筆者。某量販店にてWi-Fiルーターをどれにしようか迷う中、量販店がプッシュする“WiMAX 2+”の端末は”3日間で3GBの制限がかかることもある”とのことだったので”制限のない”『305ZT』を選択。先述の「『CA対応Pocket WiFi使い放題キャンペーン』は3月31日まで、明日4月1日からはこのキャンペーンはなくなります!」と言われたので3月31日に『305ZT』を購入してしまった。月額3696円(税込み3991円)で、日割計算ではないので半日間分に3991円払うことになってしまうのだが、「今日中に契約しなければ翌日からは7GBを越えた場合500MBで500円かかってしまう!」というので契約。その量販店で当日のみ使えるポイントを10000円分もらったので、まあいいかなと自分に言い聞かせながら。

翌4月1日サイトをチェックすると
「好評につき5月10日までキャンペーンを延長いたしました!」
との文言が。オイコラ、ダマしやがったな!(※5月11日には、再びキャンペーン期間が延長)

釈然としない思いを抱えながらも、通信速度は良好、動画サイトをチェックするのにも不満はない。あっという間に7GB近くなり、ルーターの液晶画面に

305ZT02

規定のデータ量を超えると通信速度が
低速化されます。通常速度を維持する
予約申し込みを行いますか?

のメッセージが。予約申し込みを行なうと7GBを超えても速度は維持される。また、その次より、あと200MBで500MBを超えるというときにお知らせが来る。

その操作がいちいちめんどくさいとはいえ、契約時より了承していたことであるし、何よりデータ量の追加が無料なので特に問題はなかった。

しかし、

なお、追加料金をお支払いいただいた場合も、別途「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」に基づき、通信速度の制御を実施します。詳しくは「通信速度の制限について」をご覧ください。

http://www.ymobile.jp/service/info/tsushin.html[リンク]
と、『ワイモバイル』のサイトにも「3日で1GBを超えたら通信速度の制限」との文が。購入時、店員に「WiMAX 2とちがってコチラは3日で云々の制限がないんですね?」とわざわざ確認したのに……。オイコラ、ダマしやがったな!

動画を観たりすれば3日で1GBなどあっという間だ。都内某所で30Mbpsほど出ていた通信速度は、バッチリ制限がかかって約0.5 Mbpsくらいになってしまった。

305ZT

しかし、いまだに量販店には「さよなら!速度制限!」と大きな文字で書かれたPOPが飾られている次第である……。

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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