第144回芥川賞・直木賞、今日発表 ネット中継も

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芥川賞・直木賞中継

日本文学振興会は2011年1月17日、第144回芥川賞・直木賞の受賞者を発表する。ノミネートされた作家は各5人。選考会は東京都内で行われ、選考結果と受賞者記者会見はニコニコ生放送でライブ中継される。

芥川賞は純文学の新人に与えられる文学賞であり、日本純文学の登竜門となっている。一方、直木賞は新進及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞。両賞とも文藝春秋社を創設した菊池寛が、友人である芥川龍之介と直木三十五の業績を記念して、1935年に設立した。以降、年に2回開催されている。

芥川賞では、デビュー作『流跡』で最年少でドゥマゴ文学賞を受賞した、若干26歳の朝吹真理子さんが『きことわ』で初候補になった。直木賞では、ベストセラーの『向日葵の咲かない夏』で流行作家の仲間入りを果たし、5回連続直木賞にノミネートされている道尾秀介さんの行方が注目される。

第144回芥川龍之介賞候補
朝吹真理子 『きことわ』   (新潮9月号)  初
小谷野敦  『母子寮前』   (文学界9月号) 初
田中慎弥  『第三紀層の魚』 (すばる12月号) 4
西村賢太  『苦役列車』 (新潮12月号)  3
穂田川洋山 『あぶらびれ』 (文学界11月号) 2
(※末尾は候補になった回数)

第144回直木三十五賞候補
犬飼六岐  『蛻(もぬけ)』 (講談社)    初
荻原浩   『砂の王国』 (講談社)    4
木内昇   『漂砂のうたう』 (集英社)    初
貴志祐介  『悪の教典』 (文藝春秋)   初
道尾秀介  『月と蟹』 (文藝春秋)   5
(※末尾は候補になった回数)

第144回 芥川龍之介賞・直木三十五賞 受賞者記者会見 生中継

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