【画像満載】『NARUTO展』15年の「愛」と「絆」の歴史に目頭が熱くなる! [オタ女]
2015年4月25日より東京六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでついに開幕した『連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展』(以下、NARUTO展)。昨年11月に、忍者漫画『NARUTO-ナルト-』が完結。その15年の歩みを、主人公・ナルトの成長ととも追体験できるのが、この展覧会です。
※すべての画像入りの記事はOtajoでご覧ください
http://otajo.jp/47305
会場でしか見ることのできないオリジナルシアター映像や、150点を超える貴重な原画。感動のストーリーをさらに際立たせる演出など、作品世界に没入できる空間となっています。
オープニングイベントでは、乃木坂46の生駒里奈さんが「入り口から大号泣するくらい、すごい中身の濃い展示。感動の涙でずーっと廻るんじゃないかな」と、展覧会の感想を語ったほど!
すでに体験した人もいると思いますが、展示会場内部は残念ながら一般撮影NG! その貴重な展示内容を、写真を交えてたっぷりとレポートします。
15年が凝縮された感涙のオリジナルムービー
岸本先生の直筆メッセージがある「再開の間」から、「木の葉 あうん座」シアターへ。大画面の特設スクリーンに流れる映像は、今回の展覧会のために制作されたオリジナル。原作の名シーンの数々が、より迫力を感じることができる立体的な演出で映像化されています。
この映像が本当に素晴らしい! 生駒さんが大号泣とコメントしたのも納得の、15年のみんなの想い、葛藤などがギュッと凝縮された、思わず涙がこみ上げる映像。吉田兄弟の津軽三味線の軽快な音色に合わせ、15年間のナルトたちの想いが駆け巡ります。個人的には、後ろのほうからスクリーン全体を眺めるのがオススメ。
シアターを抜けると、そこは火影岩のある「木ノ葉隠れの里」。イタズラ描きがされた火影岩と、頭上にはペンキを持って笑うナルト。第1話のナルトの登場シーンが立体的に再現されています。壁面の里の景観は、岸本先生描き下ろし。
展示内容が替わる! 名エピソードの原画展示
火影岩のオブジェの次から、いよいよ貴重な原画の展示がスタート。立体的なオブジェで体感したナルトの初登場場面を、原画でも見ることができます。
「つながる心」のエリアでは、厳選された名エピソードの原画を展示。このエリアでは、会期中に展示替えを行い、前後半で各2話ずつ、計4話が展示されます。
前半は「白」、「ロック・リー」のエピソード。後半は「我愛羅」のエピソードや「火の意志」を感じさせるエピソードが展示されるそう。
筆者も、白の話は『NARUTO』の中でも特に好きなエピソードです。白と再不斬(ザブザ)の切なさもありますが、ナルトが多重影分身を多用せず、工夫して戦う場面がとても良いですよね。
次のエリアでは、物語前半の山場、ナルトとサスケが戦った「終末の谷」を、柱間・マダラの約3mの石像レリーフ造形と音と光による滝の演出で再現。
「忍の闇」では、忍の世界の闇の部分を展示。我愛羅、サイ、サソリ、カブトなどの印象的なシーンの原画とセリフが暗闇空間に浮かび上がります。
等身大カカシフィギュアに大量のカラー原画も!
「託された想い」エリアには、『NARUTO』のストーリーでも印象深く描かれる、師弟・仲間たちのカラー原画を展示。ナルトと自来也や、様々なチームのイラストに、感慨深くなります。
また、作品内で「火の意志」として表現される、里や仲間を想う心、守りぬく意志を、壁一面に赤いラインで象徴的に表現。
木ノ葉隠れの里の忍たちを祀った慰霊碑の前にひざまずくカカシの等身大フィギュアも。
ナルトが愛されていた記憶が壁いっぱいに!
「封印されし願い」のエリアは、ナルトに対する両親の愛が広がる空間。ナルトが小さい時に、親であるミナトとクシナが他界してしまいますが、壁いっぱいに広がる、ナルトへの愛に、胸が熱くなります。
側にいてあげられなかった切なさ、ナルトに与えたかった愛情を再度、このエリアで感じることができます。
ナルトと九尾・九喇嘛(くらま)との絆が結ばれた名シーンも!
サスケとの名シーンをオリジナル映像で再現
そしてお待ちかね、サスケのエリアへ。「戦闘のキオク」では、サスケの記憶が彼の中でフラッシュバックしているように、等身大のサスケフィギュアを名シーンたちが囲みます。
兄・イタチとの名シーンも。
「ナルトとサスケ」のエリアは、ナルトとサスケが対峙する最終決着のシーンを、大型スクリーンの映像で再現。あの名シーンを、また心に深く刻みつけることができるのではないでしょうか。
さらに原画展示では、ライバル関係である2人を対比させるような展示に。
同じ時に生きる2人がたどってきた、異なる歩みを確認できます。
ボルトの原画も展示!
2014年の週刊少年ジャンプ50号に掲載された最終話のオールカラー原画を丸ごと展示。
最初は第1話の原画から始まり、最後は最終話で締めくくるといった、15年の歩みを感じることができる粋な演出。
7代目火影に就任したナルトの等身大フィギュアも見ることができます。
そして「受け継がれる忍道」では、開幕した新時代プロジェクト、ナルトの息子・ボルトをはじめとした次世代の物語も展示しています。
『NARUTO展』描き下ろしカラー原画の他に、週刊少年ジャンプ22・23合併号から始まった短期集中連載の原画を、こちらも丸ごと週替りで展示! 毎週月曜に最新話の一部が展示されるそうです。
また、岸本先生のインタビュー映像とともに、『NARUTO』のストーリーを着想した、故郷岡山県の奈義町市立図書館の席を再現。棚には私物が入っており、創作の原点を感じることができます。
『NARUTO展』限定グッズも見逃せない
もちろんここだけの限定グッズも盛りだくさん。お土産にもってこいのお菓子などもありますが、イチオシは「名台詞チャーム」。
各キャラのイラストに、吹出し型のチャームが付いていて、まるで漫画の一コマのようなチャームです。
ウォールステッカーや複製原稿、トランプまで!
『NARUTO展』描き下ろしイラストを使用したアイテムは外せません!
いかがでしたでしょうか? まだまだ紹介していない部分があり、メディアでも撮影NGやネタバレNGというエリアが多数。
今回の展覧会が発表されたとき、岸本先生が「会場で泣いてる奴がいたら たぶんそれが僕かも(笑)」とコメントしていましたが、岸本先生でなくても、きっと込み上げてくるものがあると思います。それほど素晴らしく、『NARUTO』を見続けてきたファンには、ぜひ足を運んで欲しい……!
さらに、来場者特典としてもらえる「NARUTO-ナルト-展オフィシャルゲストBOOK 新伝・風の書」では、ついに“カカシの素顔”が明らかに! こちらも絶対手に入れてください!
『連載完結記念 岸本斉史 NARUTO-ナルト-展』
会場・会期:
[東京会場]森アーツセンターギャラリー 2015年4月25日(土)~2015年6月28日(日)
[大阪会場]大阪文化館・天保山(海遊館となり) 2015年7月18日(土)~2015年9月27日(日)
公式サイト:
http://naruto-ten.com[リンク]
(C)岸本斉史 スコット/集英社
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。