大阪発!3Dプリンターとドライバーで組み立てられる話題のロボット「PLEN2」とは?

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滑らかな白いボディと優しい言葉。某CMで生き生きと動くロボットの姿を見て、「家にいたら、楽しいだろうなあ」なんて、思った人も多いのではないだろうか。

テクノロジーの急激な進化によって、家庭用ロボットの普及も夢ではなくなったが、日本の狭小住宅に人型のロボットを置くのは、少々厳しいものがある。

そこでご紹介したいのが、この「PLEN2」。子どもから大人まで誰でも簡単に組み立てられる、お人形サイズの小さなヒューマノイドロボットである。

・3Dプリンターとドライバーでカンタン組み立て

「PLEN2」は、過去に多くの学校やロボット教室で活用実績のある、初代「PLEN」の後継モデル。

ロボットをより身近な存在にするためソースコードを公開し、3Dプリンターで主要部品を出力できるようにした。キットをプリントアウトすれば、あとはカンタン。ドライバー1本で、誰でも気軽に組み立てることができる。専門知識や特別な工具を必要としない点も、このプロダクトの大きな特徴だ。

各パーツを組み立てると、身長約20cm、重さ約600gのロボットが完成。スモールサイズながら、18個の関節をもち、Arduino互換の制御ボードによる高度な運動性能を備えている。主要パーツの3Dデータは無償で公開されているため、腕に覚えがあれば、データをカスタマイズして、オリジナルパーツを作ることだってできる。

・Kickstarterとkibidangoで資金調達中

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人とロボットが共存する世界を作るため、誰もが参加できる仕組みを考えたと、開発チームは語る。何とも太っ腹な配慮がうれしい「PLEN2」には、現在支援者が続出。Kickstarterとkibidangoで、順調に資金を調達しているところだ。

Kibidangoでは、完成版早割モデル(1体9万6000円)が早くも完売。共同購入及び教育機関向けの組み立てキットセット(5台セット45万円、10台セット89万円など)が追加されている。2015年11月頃に、早割モデルが配送予定。年末には、小さなロボットと遊ぶ子どもの姿が、見られるかもしれない。

PLEN2/Kickstarter
PLEN2/kibidango

 

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